とある薬剤師の日常 -33ページ目

後発品の使用状況調査

後発品の使用状況調査ってのが薬剤師会からきたので、カキカキ。
その裏に頼まれても無いのに感想書いた。





以下長文

今回、数量ベースの後発品割合ということで、実際に処方箋一枚一枚見ましたが、予想以上に時間がかかりました。
そのためおこる弊害として、「高齢者のみの薬局は店を閉める」
「この作業に時間を取られ、結果として医療の質の低下がおこる」
ものだと考えるのは難しくありません


そもそも国はなんのために後発品にしたいのか?
薬価差がほとんどない場合、患者負担額もたいして変わりませんし、経営上在庫を増やすメリットがありませんし、 先発品と後発品が同等で無い以上、変更する意義がありません。


それに加え、後発品変更不可の処方箋が田舎なのか、まだ約50%が後発品変更不可です。



そのため、後発品に変更したくても変更できない患者が多数居ます。


後発品を勧めるにあたって、日本人のブランド志向もあります。
なんだかよく分からない会社よりも、長く使ってきた物を優遇する患者も多く存在します。



そのため、薬価ベースで話をするのならまだ分かりますが、数量で後発品使っている云々言ったところで全く無意味だと思います。





また、日本人は全体的に薬に対する知識が乏しく、後発品云々言うのでしたら、
まず国が国民に対してキチンと後発品や薬の講習会を行うべきではないでしょうか?




後発品を促進する理由は医療費削減がメインになりすぎていて、結局医療の質を低下させています
医療費削減をメインに言うのなら、生活習慣病やタバコなどによる疾患の負担割を増やしたり、
イギリスのようにスイッチOTC化し、OTCのみにする、オランダのように安楽死を認めるなどの政策がされているようには思えません

単純に薬代が下がれば良いと思っているのではないでしょうか?



後発品ばかり優遇されれば、新薬を開発する意味も薄れます。
その結果、さらに医療の質低下に拍車がかかるのも容易に想像できます




現状では何のために後発品に変更しているのか理解していない患者が大半のように思えます。

単純に薬代が安くなった。程度でしょう




当薬局では、国の国債赤字が酷すぎて、国民に金回せないから、という理由で少しでも国の負担を減らすようにお願いしています



というのを書いたんだが、厚生労働省のどこに送ったらいいのかしら?





捕捉
後発品=ジェネリック医薬品ね。



先発品と後発品が同等でない理由
新薬(先発医薬品)の承認申請には、発見の経緯や外国での使用状況、物理的化学的性質や規格・試験方法、安全性、毒性・催奇性、薬理作用、吸収・分布・代謝・排泄、臨床試験など数多くの試験を行い、20を越える資料を提出する必要がある。
後発品は承認申請時に必要な書類は、規格および試験方法、加速試験、生物学的同等性試験のみであり(医薬品により長期保存試験も必要となる)、7つの毒性試験が全て免除されています




国や一部後発品メーカーのCMのせいで、後発品=先発品の安いやつ
と印象付けされているが、全くの別物です。


ニンジン持ってきて、40円の日本産と20円の中国産が同じと言ってる感じ

大阪夏祭り

去る9/7にインテックス大阪で行われた夏祭りに行ってきました。



大阪は東京と違い、殺気立って居ないので終始まったりしておりました。

色んな人と話をするのは楽しいですし、自分の見聞を広めるにも役に立ちます。



やはり色んな触手・・・職種の人と話しないといけませんね。

薬剤師ばかりで話していても、意見が偏るだけだと思います。


ACE阻害薬・ARB服用者に医薬品安全対策情報が出ました

少し前から言われていましたが、

ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)例:タナトリル・エースコール・フルイトラン・レニベース・コナンなど)と

ARB(アンジオテンシン2受容体拮抗薬)例:ディオバン・ミカルディス・ニューロタンなど)


は妊婦または妊娠の疑いのある方は医師・薬剤師に相談した上で、服用を中止してください。



上記の薬は高血圧の治療に用います。

妊娠中は血圧を下げることより胎児への影響の方が心配ですので、1年ぐらい上記薬を飲まなかったからといって、どうってことありません。


授乳中に関しては特に書かれていないので、薬を服用してください




ここからは個人的な意見ですが、妊娠しそうな年齢のうちから高血圧の薬を飲むことが問題で、飲んでいる人は一度生活習慣を見直した方が良いと思います。