とある薬剤師の日常 -25ページ目

ひとりでできないもん! ~初めてのオンライン請求

今年の4月から保険薬局はオンラインでレセプト(国や保険団体に請求する医療費の明細書)提出しないと、金払わないよ
というヤク●もビックリなことを国は実施します。



その影響で高齢者しか居ない薬局は辞めていくことでしょう。
地方なんか1/3は60歳以上の薬局で、残り1/3がチェーンの調剤薬局で残り1/3がドラックストアかマンツーマン薬局です。
ウチみたいに面で受けてて、60歳以下の薬局は一地方では片手で数えられるほどしかありません。




簡単に予想すると、地方では少なく見積もっても20%ぐらいの薬局はついて来れずに辞めることでしょう。
地方の人は周りに保険薬局が全く無いという状況にもなりえるわけです。




タスポの時と同じく個人商店をさらに閉店に追いやって何が楽しいのか疑問に思いますが、

国のヤ●ザな政策は絶対なので、覆そうと思えば政治家の先生に頼み込んで金で解決してもらうか、
国会議事堂でデモ行進でもしないと影響がないでしょう。





そんなこと言っていても、最低限やらんことには薬代すら支払われないので、仕方なく実施。
ちなみにこのときの設備投資は当然自己負担ですし、もし個人情報が漏れても、薬局の自己責任にされて、国は面倒みません。
個人情報が漏れるのがイヤだから、紙で提出させろと言っても聞く耳無しです。





ということでレセプトコンピューターの更新。
コンピューター自体変える必要が無くても、プログラムは変えないといけません。
ここでのプログラム更新料は有料です。




次に社保と国保に「オンライン請求しますのでよろ!」という文書をDLし、郵送。
しばらく経って資料としてセットアップCDとパスワード書いた紙が送られてきました。







セットアップ方法!!!



1 CDを入れてください


2 オートランで立ち上がるので「マニュアル」ボタンをクリックしてください


3 マニュアルのインストールが完了したのを確認してください


4 ディスクトップ上のマニュアルアイコンから必要なところを印刷または参照してセットアップを行ってください(しかも5種類ぐらいある)



いやいや、セットアップ終わってませんがな。
非常に親切な説明ですね。


さすが公務員。




なめるな!



そして接続もルーターをかましていたら、接続できないという謎がありましたが、
ルーターを通さなかったら接続できました。
・・・・・・ルーターのファイアウォールって知ってますか?


セキュリティ云々は本当にお構いなしのようです。
(回線は問題なくても、知らない人は不正アクセスの被害にあいやすいという意味です)





その次に電子証明っていう、簡単に言うと「接続完了の証明をDLしてね」という内容ですわ。
それをDLして一先ず完了。



ここまででもかなりメンドクサイです。








その次にレセプトプログラムをオンライン請求対応にしないといけません。
ここでも服用方法の設定とかこちらで登録した薬剤の設定とかをイチイチ設定しなおさないといけません。



なめるな!





そのクソめんどくさい作業も終わり、提出用のファイルもDLし、(←ここは簡単)




よっしゃぁ!  さっさと提出したるで!
接続してうpして終了や!




現在運用時間外のため、ログインできません。






・・・今日は4日。


なになに・・・




請求:請求期間は5日から10日まで、訂正可能期間は12日までです。
なお、当月の請求状況は、請求ボタンを押すことで5日から25日までの間、確認できます。


確認試験:確認試験の利用期間は、5日から月末までです。
(接続できてるかどうかの確認)




【利用可能時間】
請   求 : 5日~25日・・・9時~21時
         (10日のみ9時~24時)
確認試験 : 5日~月末・・・9時~21時






どんだけ殿様商売しとんねん





追加

友達がオンライン請求セットアップの仕事をしていまして、値段を教えてくれました



松 73500円

竹 52500円

梅 21000円


だそうです。もちろん薬局負担です。

新しい高血圧の薬のお話でも

血圧関係の薬を飲んでいる方はたくさん居ると思いますが
今回はそれに関する不思議なお話を。



今年から利尿剤とアンジオテンシン2受容体阻害薬(ARB)の混合剤が発売されます
国やメーカーの言い分としては、

「今まで二種類飲んでいた人が一種類になることで、飲み間違いや服薬状況を改善する」
「薬代が二種類で飲むより一種類で飲んだ方が若干安くなる」

という建前がありますが、
本音は

メーカー
「そろそろ自家製剤の特許が切れて、ジェネリック医薬品(打ちにくいので後発品とします)が出てくるし、売上下げないために良い方法はないか?

混合剤として特許申請したら良いんじゃね?


おまい頭いいな。よし、国に申請しよう


通ったよ。んじゃ発売」


こんな流れでしょうか?




国としては

「国家予算の1/4近くを占める医療費を現場のことなどお構い無しで締めてきますので、なんとしても薬代を下げたい。

でもアソコのメーカーって天下り先だよな

売上下がったら困るよな


混合剤出すって話らしいよ


んじゃ承認しとけば売上もそんなに下がらんだろう」



ということでしょう。



何時から発売かはまだ決まってませんが、
ディオバンとブロプレスに関しては混合剤が発売されます。

既に「プレミネント」という薬が発売されて1年以上経過しました


ではそのプレミネント錠がいくら安くなったのか試しに計算


プレミネント錠 171.1円


これは万有製薬の

ニューロタン錠 50mg  168円



ダイクロトライド錠25mg 6.2円
ですが、

ダイクロトライド錠25mgには12.5mg包装がありませんし、
効能効果が25mgでしか取られていないので、単純に比較するのもアレかも知れませんが。

薬価の話だけしたいので、半分にしたとして話を進めます




混合剤は薬の値段が安くなると言ってますが、実際は

168+6.2/2-171.1で

0円です。全く安くなっていません。
どーなっておるのじゃー!!!



ニューロタンに後発品が登場すると(今現在はありません)
今の日本ではとりあえず先発品の薬価の7割で計算されているので

168×0.7=117.6円


利尿剤は既に存在していて、6.1円(0.1円しか変わらないので無視します)

合計 123.7円となり、1日あたり47.4円(三割負担で14.2円)薬剤代が安くなる計算になります。
30日投与の人は426.6円安くなりますね

国としては後発品を斡旋しているのにものすごい矛盾です。
別々に飲ませて、後発品が登場したときにソレに切り替えれば一人当たり一ヶ月で1422円も薬剤費が減ります。
一年で17064円、一万人が切り替わったと仮定すれば1.7億も医療費を削減できます。


今、混合剤飲んでいる人は、しばらく経って別々の後発品を飲んだ方が遥かに安くつく&国の政策も成功という訳です


この不思議な矛盾点。
とりあえず国の言っていることは信用してはいけませんね

サンシャインクリエイション

個人情報漏れで大変なことになっているようですが、



>2009年4月12日開催予定「サンシャインクリエイション43」の開催を中止いたします
あ~


>また以降のイベント開催については未定とし、慎重に検討させていただきます。
あ~あ~




サンクリ41でこんなこともあったらしいが
http://d.hatena.ne.jp/phantazia/20081007/1223381465

確かに41回も開催しているのに救護室等を用意していないというのは異常だと思いますが。
でもその前に自分たちで体調を整えるということは出来なかったのでしょうか?




サンクリで動く金額が大きいので、今後の行動が気になりますが、



サンクリは他のイベントと比べて


「買い手」と「売り手」に別れている


という印象で、書き手と読み手のコミュニケーションが希薄なように感じます
(あくまで他のイベントと比べての話です)



ですので地元に帰ってからはわざわざサンクリに高い交通費払ってまで参加する必要性を感じませんでした。
正直、ウチの本欲しい人ならコスチュームカフェの方がよっぽど書き手と読み手のコミュニケーション取れますし。



池袋周辺の飲食店なども打撃大きいでしょうね。
サンクリに参加している人は一般・サークル・スタッフなどあわせて20000人強居るようなので、それだけ集客力のあるイベントってそうそうありませんからね~