なんでも薬のせいにスンナ!
薬剤師向け雑誌、日経DI http://di.nikkeibp.co.jp/ の今月の特集はOTC薬(一般販売薬)が危ない!という内容でした。
が、まず、この「OTC薬」って言葉を一般消費者がどの程度理解できているのか調査をして欲しいですね。
私が接客をしている限りでは20%以下だと思います。
その前に国はセルフメディケーションを促進しています。
簡単に書くと、
医療費かかりすぎるから、簡単な病気ぐらい自己責任で治せ
という意味ですね。なんのために国民皆保険制度なのか訳が分かりません。
自費だと薬代高くつくから、保険使った方が安く済むから、という理由で病院に行く人が多く、
まだまだ忙しい人以外には浸透していないように思います
一応言葉の説明(wikiより)
セルフメディケーション(Self-medication)とは、自分自身で健康を管理し、あるいは疾病を治療すること
薬剤師向けの雑誌なので、薬剤師は簡単にホイホイ売るなって言いたいんだと解釈しますが、
国は先にも書いたとおり、簡単な病気は自分の判断で治して欲しいと思っています。
アレ? ちょっと待ってくださいよ。
それだと何故ネット通販を規制するんでしょうか?
確かに副作用の強いものもありますが、自己判断で薬を買ってくれるんだから、国としては医療費安くつくではありませんか。
むしろドラッグストアで薬剤師が勤務していない時間がある&薬剤師が薬を売っていないということの方が問題でしょう。
中には新卒の薬剤師より、豊富な知識と経験を持ったパートさんも居ますが、
ドラッグストアの接客を見ていると、レジを通しているだけにしか見えません。
先にコチラを規制すべきで、既存の店の接客を強化する方が重要ではないでしょうか?
一応国としてはその建前として、販売登録員制度を作りました。
コレも一年以上薬局やドラッグストアに勤めていることが条件だったんですが、人数が集まらなかったんでこの条件は取り外され、
県が実施する試験に通ったら、接客経験なくても販売することが可能です。
販売登録者が居れば、一類以外の薬が売れます。
今回の日経DIの話も薬剤師がきちんと接客すればある程度防げた事例がほとんどだと言っていますが、
セルフメディケーションを進めるのであれば、一般消費者の意識レベルを上げることの重要性を無視して、薬にのみ責任を押し付けているようにしか思えません。
ただし、このセルフメディケーションについて、国は一般消費者に対して何か対策をしたでしょうか?
私の記憶では、まったく何もしておらず、一般消費者の「自己判断」という言葉のもと、丸投げしていると思います
ちなみにカフェインは三類で、通販で売れます。
カフェインの致死量は200mg/kgで、50kgの人なら通常量の50倍服用すれば自殺することが出来ます
眠気覚ましは30ml程度が一回分なので、1.5L一気に服用すれば自殺も可能でしょう。
このような危険なものですら、国は安全性が高いという理由で第三類に分類しています。
また、リン酸ジヒドロコデインは指定第二類で、薬剤師でなくても売れます。
リン酸ジヒドロコデインは他所の国では麻薬として扱われ、通常一般販売されません。
それを日本では薄めたから麻薬じゃないというメチャクチャな理屈で一般販売がされています。
売上を追求した経営者がリン酸ジヒドロコデインの中毒患者を量産する可能性が非常に高い。
このようなものでも薬剤師が管理せずに売れるようになるという日本の一般医療体制にはほとほと疑問に感じます。
リスク分類の話はコチラから
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ステロイドの塗り薬について
相談フォームを通されてメール来ましたが、返信用メールアドレスが記載されてなかったので、ここに書いておきます
Q:
頭が痒い。特に襟足に近い所生え際にカサカサができたので、薬局に行ったら、デキサンVGローションを処方されました。
ネットで調べたら、製造中止となっておりました。
とても恐いです。
昨日買ってきたばかりなので、どうすれば良いですか?
二本買い、一本は開けて一回だけ使いました。
もう一本は知り合いに頼まれたのでその人に渡しました。
製造中止の訳を知りたいし、昨日薬局では何の説明もありませんでした。
ステロイドなので、使いたくないのですが、もっといいのがあったらおすすめ下さい。
A:
処方としては特に問題ないと思います。
卸からは普通に入荷できますので生産中止といった話は聞いてませんが・・・
基本デキサンVGなどのステロイドは痒みなどの症状が出たときだけ塗る薬であり、症状を抑えるのには非常に優秀なお薬です。
ただ、漫然投与されてステロイドに耐性が出来たり、患者様のように自己判断で使用を中止したりされることにより、
医師や薬剤師は以前の薬では弱かったと判断しがちで、更に強いステロイドを処方する傾向にあります。
日本の医療の悪い点ですが、なかなかうまく行きません
説明無しで売る薬局にも問題がありますが、まずは使ってみてください。
非常に優秀な薬で、即効性は期待できます。
ステロイドを使うのがどうしても抵抗があるようでしたら、
日ごろのスキンケアやタウロミン
での体質改善を主とし、
どうしても痒みの強い時だけステロイドを使うと良いと思います。
スキンケアですと、乾燥から来ているようですので、
ACLエッセンス
やプローラのシャンプーを使ってしっかり保湿してみる
というようにしてみては如何でしょうか?