「医師は応召義務を果たしていない」、ネットで物議 | とある薬剤師の日常

「医師は応召義務を果たしていない」、ネットで物議

「医師は応召義務を果たしていない」、ネットで物議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090116-00000003-cbn-soci


珍しくまともな記事だなぁと思ったら、読売でも毎日でも朝日でもなく、
医療介護CBニュースっていうあまり知られないとこの記事だった。



反感が強かったというブログ
http://hpij.exblog.jp/10052772/
簡単に言うと、天下り先の団体でしょうね。


>「いまあるもの」で何とかするのが医療だ
なんとかしてきたけど、医療費削減で経費や人件費を削減してきた結果、
「いまあるもの」で何とも出来なくなったんだと思いますが。
国の無策さが第一問題でしょう


でも救急のたらいまわしはどうかと思いますけどね
救急で来てるんだから、自分とこでなんとかしようと思わないんでしょうね。今の医者は
本当に医療人かと疑問に思います


ウチの薬局でも救急で来た場合は最良と思う薬を出しますよ。
保険効かないから一日分で5000円超えることとかよくあるけど、それで助かったら安いもんだよ
(インフルエンザだったら栄養剤と解熱剤などで5000円は超える)


>医療崩壊は医師が足りないから、つまり量の問題だと言う
>量が増えたとしてもシステムを変えなければ、単に医学部の教授が喜ぶだけ。将棋の駒が増えるだけで、結局、何も変わらない。
指し手が変わらないとダメと言いたいんでしょうが、分かりにくいなぁ


まぁ登録販売士や薬剤師にも言えることだけど、人数増やしたいからってアホな人を合格させて質の低下をされたら困る。


>「私たちは自らこれを変える。だから行政はこうしてくれ」というのが、本来のプロ集団でありネットワークであろう
今まで頑張ってきたのを認めずに、医療費削減に押し切ったのは国だろうが!
都合のいいことばっかり言うな!



>誰が悪いかという犯人探しをしても意味はないのだ
あれ? なんか都合のいいこと言い出しましたよ?


>自分で考える癖をつけてこなかったせいだろう
それは今の若い世代全般に言えること
考えずに生活できるって本当に恵まれてますね。


私が子供の頃は遊ぶものが無かったので、あるもので如何に長く楽しむかを考えたものです。
低レベルクリアとかアイテム制限プレイとかがその典型例。
一つのRPGで5週はしてましたね。


>数値と事実で議論を
これはもうめちゃくちゃ
そもそも人間の体を全部デジタル化できないんだから、数値化しろというほうが無茶。
あるのは直に証明できるけど、無いことは直に証明できないからね。悪魔の証明ですよ


漢方で言う血虚や気虚は西洋医学で証明できてませんから。
ちなみに漢方では「血虚になれば痛みが出てくる」という考え方があり、生理痛が正しくその典型例
漢方医だったら血虚を治す「当帰建中湯」や「当帰芍薬散」を使うが
西洋医だと「Nsaids」しか出ません。



>医師も弁護士型の専門家集団にすべき
これに関しては賛成。特に医療従事者・介護者は。
薬剤師なんか本当にひどいもんですよ。
国家試験通った翌日から、投薬してますからね。
薬剤師が本当に居ないところでは管理薬剤師までやってますよ。
紙切れ一枚しかなくて経験皆無の人が平気で働いているのが現状



>「医療理念法」を
言わんとしていることは分かるが・・・


もっと簡単に言うと、風邪や生活習慣病は保険適用から外して、本当に治療の必要な人に金かけてほしいですね。
国民も健康維持のために保健薬・予防薬ぐらい飲んでほしいです



>本来であれば、政治も政策も1970年代後半に大転換が必要だったのだ。


>そういう政策選択をした当時の選挙民は、今の50代以上。自分の利益を子どもや孫に払わせるなどという厚かましい選択をしてきたのだから、すみませんと謝罪し、腹をくくって相続税なりで返済する決断をすべきだろう。それを消費税アップで自分たちが引き起こした財政難を補おうとは卑怯としか言いようがない。政治家も国民も己のしてきたことを反省してほしい。


この意見はその通りだと思います



>医師は違う。できなかったら「どけっ」と言ってすぐ自分が手術してしまう。
いや、そりゃ人の命が関わっているんだから、失敗して殺してしまっちゃダメでしょ
国鉄と一緒にスンナ



チーム医療の実態はウチの田舎ではそこまでのレベルに達していないのでノーコメント。
チーム医療どころか、医者の独断と偏見で治療してますからね










んで、地域医療にコメントが出てたので実名を出して解説。


ウチが住んでいる地域に総合病院は3箇所あります。(岡波総合病院・伊賀市立市民病院・名張市立市民病院)
田舎にしては恵まれている方です。
このうち岡波病院以外は名前どおり市が運営してます
救急患者は医師がいないので、3病院で交代制。


つまり伊賀に住んでいても名張まで救急車で30分以上揺られて運ばれることもあるし、その逆もある。
さらに奈良県や京都府の人は県境のためこれらの病院の方が近いにも関わらず、県内の遠い病院に運ばれる。奈良市の山添村なんかがそう。


これが地方の救急医療の正体。



そして2つの市民病院は大赤字経営真っ只中。
もちろん赤字だからって理由で閉鎖できないし、
医師に支払う給料も安くなる。


結果医師が少なくなるし、医療の質も低下する。


じゃぁ、その分誰が払うのってなると、市民税で徴収せざるを得ない。
市民税が増えれば、当然引越してまで住みたいとは思われなくなる。
田舎なので高齢者が多く、個人店舗の縮小も加わって大きな工場が無い限り法人税も期待できない


そういった点では伊賀市は断然恵まれています。
ロート製薬やチョーヤ梅酒の工場やcapcomもあるしね。
(伊賀市より名張市の赤字の方がヤバイらしい)



医師も薄給で働こうなんて酔狂な人はそうそう居らず、
自分で病院開設するか、もっと給料の良い都会に出て行く。
地方の医師不足はますます加速するでしょう。


自分の健康は自分で守らないといけなくなる。
でも医師に健康相談する時間が医師には無い。
じゃぁ誰に相談するの? って話になったときに、信頼の出来る薬剤師がいるかいないか。


門前薬局は日々の処方箋に追われて、相談に乗ってくれる薬局そのものも少ない
(ひどいところは「相談やってないんで他行って下さい」って言われたという人が来られた)


ドラッグストアは経営が赤字になれば直に店閉めるし、ドラッグ同士の合併もあるし
薬剤師をコマとしか思っておらず、コロコロ転勤させて、長い間一人の薬剤師に診てもらうっていうことが出来ない
(最終的には日本のドラッグストアはマツキヨチェーンになると思ってます)


そうなると、ちゃんと話を聞いて、症状にあった薬を出してくれる&養生法を説明してくれる薬剤師に巡り会えるかどうかって話。


なんか話が脱線しまくりですが、
今の医療制度では近い将来、医療そのものが破綻するってことと
自分の健康は自分で維持しないといけないよってこと。



まぁウチの店はヒマなんで、相談に来られたら最高の御持て成しをしますよ