これはかぎタバコを入れる容器で、モンゴル人男性の必須ものです。  中に入っているタバコは17世紀頃東南アジアからモンゴルに伝来したと言われます。

最初のフールグは、普通の木材で造っていたが、時代変化に伴い、もっと発展され、陶器製や宝石でつくれるようになったのです。

嗅ぎタバコは、吸うよりも客人との挨拶代わりに交換され、主人 が来客に対して右手でフールグを差し出し、来客も同時に自分が持っているフールグを右手で差し出し、手の平の中で相手のものと交換します。

 

相手のものを受けとるとフタを開けて、粒子状の中身を少しだけ左手親指のつけねに取り出して吸い込むか、それともフールグのフタを鼻に近 づけて吸い込むようにしてから返します。

 

昔のモンゴルの男性は握手の挨拶はなくて、その代わり、フールグを使い、同時に体の調子や家畜に関すること、今住んでいる地域の牧草や気候状況などに関する色んなことについて話し合ったのです。

 

フールグの材質や装飾によって、持ち主の財力とセンスが量られるといわれ、もっと古いフールグのほうが価値があり、値段も高くなります。