検察側証拠の却下に大きくうなずく

 わずか1時間。政界の剛腕が5カ月ぶりに被告人席に着いた第2ラウンドは、あっけなく幕を閉じた。

 1審に続き弁護を担当する弘中惇一郎(ひろなか・じゅんいちろう)弁護士らと談笑するなど、リラックスした様子で裁判所に入った小沢一郎被告。「小沢一郎です。衆議院議員です」。開廷後、裁判長の人定質問にもよどみなく返答した。

 焦点となった証拠請求を裁判長が却下、直後に結審を宣言すると、状況を把握できず戸惑いを見せる場面も。隣に座る弁護士の説明で理解すると、大きく何度もうなずいた。

 1審判決後に民主党を離党、4度目の新党を立ち上げた小沢被告。「政治とカネ」の問題に終止符を打ち再び存在感を示すことができるのか、高裁の判断が注目される。