昭和のプロレスでザ・ファンクスという兄弟タッグチームがいた。兄ドリーと弟テリー、人気兄弟チーム!特に弟テリーは、人気があった。兄ドリーは、若い頃はチャンピオンで、猪木と名勝負もした実力者だったのだけど、晩年は弟テリーの引き立て役に徹していた感がある。どこか枯れた雰囲気のその佇まいが哀愁を漂わせていた。実際、だいぶ弱くなっていたのである。とある闘いでリング上、ドリーはもうヨレヨレ、コーナーに寄りかかりへばっているところへ、悪役レスラーがフォークでグサグサ!ドリー血まみれ!大流血!観客は悲鳴! するとそこへ控室にいた弟テリーが花道を走って兄ドリーを助けに来る!それまでドリーのやられっぷりを悲痛な声で実況していた倉持アナ、元気復活!叫ぶ!
「テリーが来たっ❗️テリーが来たっ‼️テリーが来たァー‼️‼️ 」
観客は大興奮!リング上に駆け上がったテリー!けれど悲しいかな、テリーにたいした技は無い。大袈裟なアクションから、悪役レスラーの額にパンチを繰り出す! しかしコレが盛り上がるのだ!パンチの打ち方、パフォーマンスが上手い!!会場はカオス状態!!!🙀🙀🙀🙀
最高でした…… 😌
予定調和、勧善懲悪
アメリカ大統領選挙をみて、このファンクスの闘いを思い出しました。さて、ドリーは誰だ? 悪役は? テリーはいるのか?