映画「遊星王子2021」がついに公開されるよ。完成披露上映会は7月18日東京、24日名古屋は下記のとおり。8月27日からヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサで本公開する。3年くらい前から企画していたものが、ようやく実現する。映画を作るのって、途方もない苦労がいる。見てなにか言うのは一瞬ですむが、現実にかたちにするのは本当に大変だ。なのになぜやるのか。それは、観た人が、「笑いました」とか、とか一人でも言ってくれることがうれしいからだ。あと喝采。昔、「いかレスラー」で、カナダの映画祭に初めて行った時、スタンディングオベーションをうけた。あれを知るとやめられない。「生きててよかった」と思った。おれの映画はくだらない、と言われるが、「こんなくだらないことやってて生きてる人いるんだから、勇気をもらった」という人もいた。それでいいのだ。「くだらない」という言葉は、「下らない」から、「上がる」しかないともいえる。一本の映画が、一人の人でも救えばうれしいじゃないか。作った価値がある。去年からコロナ禍で、本作も撮影は大変だった。しかし、できたものがすべて。くだらなければいい。映画館に来ずらい時だ。喝采もない。来月でおれは63才になる。円谷英二の人生にあてはめれば、やっと円谷プロを作ろうかという年だ。まだこれからQ、マン、セブン、MJと作らなければならない。やる。生きている限り。