獄中の女王この人は、知りたかった。坂口弘や永田洋子の著者は、一通り読んでいた。左翼特有のセクト用語に苦労したが、それでも坂口氏の三冊目などは、ずいぶん読みやすくなっていた。しかし、重信房子。女王と呼ばれた彼女は、海外逃亡が長かったので、プロフィールや、他者による口述しか情報がなかった。「はたちの時代/重信房子著/太田出版刊」読みやすくて驚いた。当時の人間関係を、もう一度おさらいせねば。