ボクはそれほど好んでワインを飲みません。
嫌いなわけではなく、いやその逆で、シャンパンやぎんぎんに冷えたシャブリなんか大好きです。

ただ、ワインフリークと飲みだすと「薀蓄」が長くなる。ええいっ!酒を飲んでるんだから違う話をせんか?なんて思っていましたが、本作を見た途端少し考え方がかわりました。

本作みてわかることは、ワイン作りは文化であり、戦いだということ。

舞台はブルゴーニュ地方。かの有名な「ロマネ・コンティ」や「ル・シャンベルタン」の産地です。

土をみて、天候を読み、収穫時期は賭けに等しい。そんな難しいワイン作りの一人の天才を中心にドラマは進行……。映画はその男の大河になっています。

舞台は19世紀初頭、理想のワインを造ることに野心と人生すべてをかけた男と生涯愛する二人の女を軸に、象徴としての天使が絡みます。

素晴らしい作品!演出・衣装・脚本のみならず、主演のレニエ(クルミナル・ラヴァーズ)、ファナーガ(マイレージ・マイライフ)の2人のセクシーでありながら時に激情型な男女を見事に演じています。

本作は『クジラ島の少女』で数々の賞を取り、『スタンドアップ』でシャーリーズ・セロンをアカデミー主演女優賞に導いた、女流監督ニキ・カーロの新作で、もうすぐ公開されますので、興味のある方は観てくださまし。