柴犬の華と自称作家のブログ

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柴犬の華の日常や小説のこと等、思い立ったことを投稿します。
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あの頃の少年たち 岡野滋彦著🌈

お久しぶりです。

本日は10ページを投稿します。

よろしくお願いします😀



向かい側に座った。いつもシゲをテーブルの下から、つねってくる二人組を、ひとりずつ思いきって、つねった。二人組は前日までつねっていた相手が逆に、つねり返してきたので、びっくりしたような顔で押し黙っている。シゲは勝ち誇ったようの気持ちになった。シゲが急に強気になったからか、いじめっこの親玉が言ってくれたのかは、わからないが、その後も二人組は、やり返して来なかった。いじめがなくなり、ほっとしたシゲは本来引っ込み思案で繊細で大人しく神経質で人と話すのが苦手なことから、その後も幼稚園では友達が出来なかった。家では姉達に『さえちゃんのこと好きなんやろ〜言うといてあげるわ〜』と幼稚園で1番目立っている女の子のことを好きなんやろと謂れのないことを決めつけられ「ちがうわ」と言い返しても「向きになるってことは、やっぱり好きなんや」と、ああ言えばこう言ってくるので、やりきれない気持ちになる。 幼稚園にはいろんな子がいる。毎日欠かさず園内で、おしっこを垂れて白のタイツを、びしょびしょに濡らしている女の子もいる。シゲは自分が引っ込み思案で他の園児達と話せないからか、そんな子を見ると安心