アントニイ・バークリー 「毒入りチョコレート事件」 | 酔いと読書と好き勝手

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イギリスのレインボークラブ、そのクラブにユーステス卿あてにチョコレートが届いた。この試供品の感想を求めたいと。

しかし、卿は、こんな下世話なものをこのようなところに送ってくることは勘弁ならない、と怒り狂う。

そこで、同席していたベンディックス氏がこのチョコレートをもらい受け、家で妻と食べると妻は死に、ベンディックス氏も一命は取り留めたものの、倒れ込んでしまった。チョコレートには毒が混入されていたのだった。

バークリーの作品を読むのは2度目で、前に読んだのはこの作品の原型ともいえる「偶然の審判」でした。

多くの作品が翻訳、紹介されるなか、この作品を選んだのはそういう理由からでした。

六者六様の推理が展開され、新しい推理が前の推理を凌駕するという構成はとても面白かったです。

クリスチアナ・ブランド、コリン・デクスターの好きな方にも楽しんでもらえるんじゃないでしょうか。

個人的に、クリスチアナ・ブランドが書いたという、もう一つの解決も是非とも読んでみたいです。