大前研一氏のベストセラー。20年前に出版された本でありながら、今も世界で読まれているそうです。
戦略的思考とはどういうものか、どうやったら身に付くものなのかが書かれています。
第二章の、「企業における戦略的思考」はちょっと専門的で学生の自分には取っ付きにくいけど、
一章、三章が秀逸でした。

一章では、床屋や旅行会社の提供するサービスと料金の分析から、戦略的思考とは何かを説明しています。
三章では、戦略的思考の国政への応用を提案しています。

三章は民間企業のコンサルタントが書いたものとは思えないほど、
当時の日本が抱えていた問題への具体的な対策が書かれていて、
大前氏の思考力の高さを感じました。

コンサル志望の方等に、是非お勧めです!
何かのランキングで一位になった本だと聞いて、とりあえず購入。
ベストセラーだったら読みやすいだろう・・・と思ったので読んでみると、
話が結構専門的で難しい。
マクロ経済の基本的知識が無いと難しいかも。
細野真宏氏の経済本シリーズを読んでいたので、不完全であろうが理解はできた。

現在の金融危機がどの様に起こったか、一般的な解説書よりちょっと難しめに書いてある。
特に印象に残ったのは、リスクの高い債券を加工して「トリプルA」の債権を作るくだり。
簡単に言えば、流れは以下の様になる。

色々なリスクの高い債権の良くない部分だけを集めてきて合体させて、
新たな證券を作る。

作った證券の比較的良い部分には「トリプルA」の格付けを付ける。

そしてまた、作った證券の良くない部分を、他の債権と混ぜて新たな證券を・・・・

うーん、正に「錬金術」ですね。
こういうことをしているから、「金融業は何となく嫌い」っていう人がいるんだろうなあ。


大前研一氏が20年ほど前に書いた本。同氏の著作は、ビジネスマンや企業は今後どうすべきか、といった指南書の様な体裁を取っていることが多い。しかし、この本は日本人の「共属的意識」に焦点を当てた、社会学的な本となっている。

なぜ日本人は息子が犯した過ちに対し、父親が取ろうとするのか?
なぜ日本人は「常識」を身につけたがるのか?
なぜ日本政府は日本の一個人が外国で犯した犯罪に対して謝罪するのか?

等などが、共属的意識、共属的価値観という切り口で説明されている。
結構難しい本だったので、再読しようかな。