厚生労働省は2024年度から、中小企業に対するリスキリング(学び直し)支援を強化する。

 

中小企業に対して、学び直しにかかる人件費の補助単価と上限時間を大企業よりも約3割高く設定し、支給を日ごとから時間単位に変更する。

 

また、時短勤務での学びにも対応し、他社への出向による学び直しもサポートする。

 

既存の「人材開発支援助成金」は、有給休暇を取得する企業の人件費を補助しており、24年度からは1時間単位で支給され、中小企業には1人あたり1時間で960円、大企業には同760円の補助が提供される。

 

中小企業に対する支援が充実され、中小企業がデジタル化の遅れを解消し、生産性向上に取り組むための支援として期待されている。

 

さらに、厚労省は24年度には高度な情報技術(IT)を持つ企業への出向支援制度も新設し、DX人材の育成を推進する方針である。