近所に新しくできたレストラン。
ホームページを見る限り、一部は会員制らしく、とっても贅沢な造りで、お料理も美味しそう。高級リゾートホテルのカバナを彷彿とさせるテラス席があるところを見ると、ひょっとしたら犬達も一緒に入れるかもしれない。
しかし、たとえ犬連れOKのお店でも、『大型犬はお断わり』というお店は多い。まずはお店に問い合わせた方が良さそうだ。
だが、そこで大問題。
私は、お店への"問い合わせ"が苦手。
忙しい時間帯に迷惑じゃないかなとか、大きな犬って言ったけど柴犬くらいと思ってないかなとか、特に電話はキンチョーするし、相手が曖昧な返答(この前みたいに)だとパニックになってしまうのだ。
でも、背に腹は変えられない!
私は勇気を出して電話を掛けた。
電話に出たのは、若い女の子だった。抑揚の無い話し方から、まだ接客に慣れていない様子が伺える。私のキンチョーは一気にMAX!あぁ、この子とうまく話せる気がしない!!!
でも、店長に変わってくれる?みたいなマネはできへんし、私は自分を落ち着かせて質問した。
「あの、そちらは犬を連れて伺っても構いませんか?」
女の子は、即答した。
「はい、大丈夫です」
まずは、クリア。
ここからが問題だ。
「体重50kgの行儀の良い超大型犬は大丈夫ですか?」
女の子は、再び即答した。
「はい、大丈夫です」
ふー。
私は安心した。
女の子が声色変えずに即答する様子から、きっとこれまでに前例があったのだろう。よかった。これで安心して、クララも連れて行ける。
そして私は、安心すると共に、反省した。
これまで問い合わせが苦手やからって、いつも主人や友達にお願いしてたけど、私もちゃんとできるやん!これからは、自分でしよう!
そう思いながら、御礼を伝えて電話を切ろうとすると、女の子が一言付け加えた。
「ただ、一部店内を通っていただく際は、抱っこをお願いします」
え?
え??
えええええええ?????
私は大パニックに陥った。
「だ、抱っこですか?」
どうやらレストランの入口からテラス席に出るまでの店内は、犬を抱っこして通って欲しいようなのだ。
「あ、いや、えっと、やろうと思えば抱っこできるかもしれへんけど、あんまり意味が無いっていうか、むしろその方がご迷惑になるんちゃうかなと、えっと、あの...」
パニックになった私は、もう収拾がつかない。標準語で話すことも忘れ、バリバリの大阪弁で動揺をあらわに焦りまくり。もうあかん!と思った私は、「あ、は、はい、わ、わかりました」と言って電話を切ってしまった。あ~、もう二度と問い合わせられない。行きたいなら、行くしかない!
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【2019年6月追記: 私はドッグライフセイビングと、根本的な動物保護活動の信念と、動物と人間に対する姿勢の相違により、2017年10月に全ての関係を断っています】
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