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一昨日、掃除中に見つけたのは週報の他棄てられずにいる主を証しする文章諸々でした。

次は雲虹(雲の間にある虹)誌2001年11月号に掲載された拙い文章です。

年月などは当時のまま、多少の文の削除があります。

当時も(今も)自分に力無いことが恵みだと気づかされ感謝です。

 

【私は四国のある片田舎の小さな町に生まれ育ったものですが、不思議な経緯で7年前からなぜか知る人一人いない広島に住むこととなりました。

娘と2人の暮らしはそれまでの豊かな生活とは天と地の違いでとてもシンプルなものとなりました。

どこかの国の王様と同 じ金時計をつけ、私のイニシャル 入りの特注マットを敷いた高級車に乗り、満腹の生活。

しかしちっとも幸せではありませんでした。

その生活を続けていくには夫と対峙する時、私は片目をつぶらなければなりませんでした。

夫はパートナーとしてフェアではありませんでした。

いつかは嘘で固められたこの生活を断ち切り自分らしく生きたいと願っていました。

そしてとうとうその日が来ました。(明日へ続く)