とらまる

 

Yahooで検索すると、居酒屋とらまる と あった。

 

富山市にある居酒屋 という感覚で入ってみた。

 

まず私の目に飛び込んできたのは、遥かに私の想像を超えた内装で、ただただ驚嘆した。

動線を細部に至るまで事細かに研究し尽くしているのか、

若い従業員さん達の歯切れの良い動きにも驚くばかりだった。

オーナをはじめ、彼等たちの研ぎ澄まされたあまりに行き届いたさりげない気遣いにあっけにとられ、

しばらくの間、釘付けになってしまった。

よくよく目を凝らしてみると、店内のここかしこに清々しいまでの清潔感が感じられ、人気の秘密を見つけてしまった思いがした。

 

 

そうこうしていると、注文したメニューが差し出された。

普段は飲めない日本酒も口に含めてみたくなった。

人生初のホタルイカのお刺身!

そしてなんと富山名産の今しかないという貴重な白魚のお刺身!

と、それぞれのすこぶる豪華なお皿を味わい尽くすと、

今のまさに旬の極上の感触にうっとり、すっかり魅了されてしまった。

 

そして、極め付けが 何と噂に聞いていた

                 「イワシの串焼き」。

人生初のイワシの串焼きだった。

口に加えた瞬間、ジュワッと炭火の何とも表現し難い甘い味わいが私の口の中で、一気に広がった。

実に『うまい』の一言だ。

 

愛を取り交わすことのできる空間。

老若男女が集い、美味しく歓談できる空間。

ちょっと小粋で、とってもおしゃれで、スマートな居場所。

私は、心の中で、今度の予約を決心していた。

 

最後に、最も胸打たれたのは、帰り際のオーナーの笑顔だった。小耳に挟んではいたが、やっぱり凄かった。