こんばんは、HANAです*

 

 

さいきん「自分の中の権威に繋がる」ということを

 

考えていたら、思い出したことを書きたいと思います。

 

 

ナタリー・ロジャースは、HANAがお勉強した

 

パーソンセンタード表現アートセラピーの創始者で、

 

昨年の秋に87歳で亡くなられました。

 

その存在自体が安心・安全を体現し、いるだけで

 

その場を深くホールドしたという、憧れの人物です。

 

 

HANAは、カリフォルニアまで勉強に行きながら

 

ニアミスで、生前お会いできなかったので、

 

非常に残念に思っていたら…。

 

とても不思議な機会があったのです。



エンプティ・チェアってご存じですか?

 

直訳すると「空の椅子」ですね。

 

ゲシュタルト療法という心理療法のメソッドの一つで、

 

空の椅子を用意し、そこに誰か(や、何か)が

 

いるものとして、話しかけたり、語り合ったり

 

働きかけたりするというワークです。

 

 

HANAのお友達の、心理セラピストのますみさん

 

昨年の冬にこのワークの体験をさせてくださり、その時に

 

HANAは畏れおおくも、亡くなったばかりのナタリーを

 

お呼び(?)して、空の椅子(この時は和室だったので座布団)に

 

座って頂いたのです…!

 

以下はその時の記憶です。

 

 

ナタリーが目の前に座っている、と思うだけで

 

実際は誰もいないのに緊張してくるわたし。

 

窓からナタリーの座っている(という設定)空間の

 

後ろの壁に、丸く冬の夕日が差し込み、

 

チラチラと揺れるオレンジ色の魂のように見えました。

 

「本当に来てくださっているみたいだ…」

 

思わず涙がこぼれました。

 

ファシリテーターのますみさんに促され、私は

 

生前ナタリーにお会いできたら言いたかったこと…

 

表現アートセラピーを作ってくれて感謝しています

 

表現アートは私を救ってくれました

 

私は表現アートを愛しています

 

と、お伝えすることができました。

 

 

それだけでかなり満足していたら、さらに

 

エンプティ・チェアの面白い展開で、

 

「ナタリーの場所に座って、ナタリーになってみませんか?」

 

と言われました。

 

ええー!?畏れおおい…おこがましい…!

 

と思ったのですが…目の前でナタリーが

 

「面白い!やってごらんなさいよ」

 

いたずらっぽく笑ったような気がしました。

 

 

それで、思い切って、おそるおそる、

 

ナタリーの場所に座ってみると…。

 

先刻、窓から差していたオレンジの光が、ちょうど

 

私の額から目にかけてを照らし、その眩しい光が

 

目から私の中に注入されたような気がしました。

 

 

「私は、ナタリー・ロジャース」

 

 

部屋の中を見回すと、日本の、公共施設の和室に

 

数人の若者たちが私を見ています。

 

私は、この状況が面白くて、興味深くて

 

ここに来れて嬉しい、ここに居る後進の者たちが

 

可愛くて頼もしくて、とても楽しい、と感じました。

 

ファシリテーターから「来てくださって光栄です」と

 

言われて「ありがとう」と答えました。

 

 

「ここに来られてとても嬉しいです。とても面白い。

 

とても興味深い。遊びに来たような感じです。」

 

 

後から、他の参加者の人に「本当に別人のようだった」

 

「目つきも声も姿勢も違った」と言われました。

 

 

 

さて、この経験は、何だったのでしょうか。

 

いま、自分の中の権威と繋がり、自分の学んできたことを

 

よりよい形でお伝えしていこうとする時に、

 

この時の経験は、私の中に残り、とても大切なことを

 

教えてくれている気がするのです。

 


ナタリーが亡くなった朝に描いた絵。
創造性の雫、すなわちアムリタ。

 

 

* * *

 

 
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