じい様もしや詐欺未遂にあった!?



GWのある日、突然の来訪者から

「積み立て金が6万円残ってるから仏具買って」

って言われて

なに!?それ!?ってなったお話なんですが





詐欺じゃありませんでしたよー。



帰省してみたら、やはり母の葬儀を行った
セレモニー会社の方の名刺がありましたんで
連絡を取り、どういうお話だったのか
再度実家まで来ていただくことになりました。


※セレモニー会社
冠婚葬祭の時に特典付きで使えるように
費用を積み立てる互助会の仕組みを持ってます




お話を聞いてみると


◎まず、実家の地域担当になりましたのでご挨拶に来ましたとのこと

セレモニー会社って顧客と直に接する機会が
ほとんど無いので、契約が実態に見合ってない
ケースが増えてるらしい。積み立てをしたまま
亡くなってしまっていたり。
保険とかじゃないので、親族が契約に気付かない
ままだったりするケースが増えているらしいです。
それで、契約の実態を確認するためにも
戸別訪問を進めているんだそうで。
コロナ禍でなかなか難しいそうだけど。


◎契約内容の確認と増口のご案内

これは営業さんだから当然ですね。
じい様はわりと小さめの契約になってたけど
母の葬儀の後にそのままになってるのは
じい様と弟(実家ごとの総責任者)の意思だと
思うので、現状のままでいいですってことに。


◎積み立て残金6万円について

実はこれ、今からおよそ45年ほど前に
(母がじい様の伯母さん名義で)互助会に
積み立てていたお金があったそうで。
(言われてみたらなんとなく思い出した。じい様は子供の頃に父母を亡くしていて伯母さんが育ての親だったため母がやっていた)
その契約の存在自体を母もじい様も
忘れていたのか、宙ぶらりんの状態だったみたい。
(もちろんじい様の伯母さんはずっと前に亡くなってますし)


その当時の満期金6万円というのはきっと
それで葬儀が出来る費用だったんだろうね。


でも今現在、昔の契約すぎて
契約の約款的なものも変わってしまい
そのお金を葬儀に使うことが出来ませんと
香典返しの品物や法事の時の
お斎(おとき、お膳)になら使ってもらえるので
ぜひ使ってください




っていうのがじい様を通すと



「積み立て金が6万円残ってるから仏具買って」

になっちゃった訳なんですね。

確かにちょっと難しいお話だったかもしれないねあせる



でもまさに契約の内容が
実態に見合わない状態になってた上に
  • 契約した本人→亡くなってる
  • 契約した人の配偶者→認知症
  • 子供世代→きちんと申し伝えされてない
こういうことになってた訳ですねー。



まずそんな昔の契約が生きてたのすごい。
正解にたどり着けたのがすごい爆笑


セレモニー会社さん
詐欺かもって疑ってごめんなさい!!!




セレモニー会社の方
「でもお父様が娘さんに私が来たことをつたえられなければ、またわからないままで宙ぶらりんになってたかもしれませんので良かったです〰️」
って。

本当にそうだ。


ここに読みに来てくださった方で
お心当たりありましたら
親御さんやご親族に
互助会入ってないか確認してみてくださいませ。




おまけに
じい様、遺影写真を撮るイベントに参加することになりましたよ。

今、冠婚葬祭業者主宰の人気のイベント
なんだそうですよ。


この地区でも開催予定なんですが
せっかくお会いしてお話も出来ましたし
ぜひご参加いただけませんか?

ってお誘いを受けて
(コロナ対策万全に整えての少人数イベントだそう)
じい様に一応話してみました。


「プロのカメラマンが来て、髪やお化粧を整えて、衣装も着せてくれるんだってよ」


実はじい様、既に遺影写真を写真館まで出向き
準備済みなのである。母もまだ元気だった頃
だったと思うけど、なぜか1人で撮ってきた
らしい。
※話は聞いてるんだけど誰も実物を見たことが
ない(笑)



言うても遺影写真だしね。
もう既に撮ってるらしいしね。



「いやー写りが悪い写真だから撮り直そうと思ってたところよ。ちょうど良かったから行く」


行くんかい!

どれだけ自分好きよ(笑)