久しぶりに息子の様子を書きたいと思います。
もう一年以上アップしていないので何のことかと思われている方もいると思いますが、わからない方はテーマ別の「息子の様子」のカテゴリーを検索してみてください。
最終の記事はこちらです。
最後はクロザリルを投与されそうになったけどレボトミンを抜くことで問題行動が無くなり、安定しているという記事でした。
この後やはり離脱症状が出て、少し暴力がありましたが、大きなことにはなりませんでした。
一時的に保護室に誘導されただけで、薬を増やされたり変えられたりということは無かったです。
そして大分安定してきたと言うのもあり、医療観察法の入院から一般の病院に移される話が出て来ました。
息子の病院を移動させるために国選の弁護士さんがついたり、会議が開かれたりしたのですが、その会議で監察官の人の
「なぜ急に問題行動が無くなったのですか?」
という問いに、
「抗精神病薬を単剤化したからです。」
と、悪びれる様子もなくしらっとした顔でN医師は答えていました。
一瞬しんとなる会議場。
あなた5年間私がレボトミン止めてくれって言ってたのをずっと無視して使い続けましたよね?
今あなたレボトミン止めたから暴力出なくなったって言ったけど、暴力が出るような処方を続けていた自分自身に対する反省は無いんですか?
私がそう思っているとN医師の口から驚くべき言葉が。
「でも病状は全く良くなっていません。」
・・・・え?
人を攻撃したり、モノを壊したり、壁に穴を開けたり、水をがぶ飲みしたり、水をまき散らしたり、床に水たまりを作ってスライディングしたり、便をこねたり全部無くなりましたけど、それって良くなってないんですか?
「行動は関係ありません。精神症状は全く改善されていません。」
・・オイオイ何を言ってるんだオマエは。
私は唖然として医師を見てしまいましたが、周りの人達は何となく丸め込まれて特に医師に意見する人もいません。
「お医者さんがそう言うんだから、素人にはわからない何かがあるんだろう。」
という様子で、何事も無かったように会議は進行していきました。
・・これですよ、これ。
黒を白に持っていく強引さと、圧倒的な権限。
精神科病棟においては医者は正に神。
理屈に合わないことを言っても、「お医者さんがそう言うんだから」ということで、全てのことがまかり通ってしまう。
検証もされず、反論も出ない。
誰も口出しできない。
精神の問題は難しくてわからないから。
問題行動ピタっと止んだんだから、良くなったに決まってるでしょう。
正確には、やっとK医療センターで悪化する前の状態に戻ったということですが。
それは息子の根本的な認知のゆがみが治ったとは言わないですよ。
でもK医療センターで爆発的に増えた問題行動はほぼ治まったわけですから、良くなったに決まっています。
問題行動が出るか出ないかは病気には関係ないと言うのならば、息子の破壊した部屋の修理費はN医師に支払って欲しいものです。
N医師は問題行動は病気には関係ないと思って、ずっと暴力の出る薬を処方していたんでしょうから。
私に60万円も請求して来ないで。
今回は、自分が処方した薬を止めることで問題行動がピタっと収まったにも関わらず、問題行動を抑える治療をしていたのではなく精神症状を改善する治療をしていたので、自分の処方は間違っていなかったと言い張るN医師の話で終わってしまいましたが、この先がまだあるので次回アップしようと思います。