Mさん28歳男性。
3年前にカラオケボックスで歌を歌っている動画を見せてもらいました。
持ち歌を気持ちよく歌っているMさんは、ごく普通の20代半ばの青年でした。
それから3年後。
今のMさんの状態は、
自力で立ち上がることができず、
自分だけで歩くこともできず、
座ることもできず、
排泄はトイレですることはできず、24時間オムツを着用していて、
言葉を発することもできず、
文字を書くこともできず、
こちらの言っていることを理解することも、返事をすることもできません。
3年間の間にいったいMさんに何が起きたのでしょうか。
職場でパワハラにあったということですが、それだけでこれ程身体機能が奪われるのものなのでしょうか。
このブログをよく見ているみなさんは、多分Mさんがこうなったのは、職場でパワハラを受けたから、だけではないことを
知っていると思います。
やはり精神科の治療にも、大きな原因があったのではないかということですね。
今飲んでいるのはリスペリドン1ミリグラムだけですが、ここにたどり着くまでの治療には、何某かの薬剤の変更、失敗があったと思います。
そうでなければ普通人間は、こういう風にはなりません。
Mさんが普通の青年だった名残は、iPadにパスワードを入力して開き、動画を検索して楽しむことができることです。
このことを告げられた作業所の職員さんは皆びっくりしていたそうです。
Mさんのことを、重度の知的障害者だと思っていたみたいですね。
しかし動画を検索して見る能力以外は、とてもたくさんの機能が奪われてしまったことは確か。
私はこれが決して精神的なことからくるものだけではないし、病気の進行でもないと思っているのですが、
皆さんはどう思いますか?