去年の11月、女優の松原千秋さんが亡くなったというニュースがありました。

64歳でした。

 

再婚相手と離婚した2009年頃から不安定な状態が続いており、その後心療内科で薬をもらうようになったようです。

お酒と一緒に精神薬を流し込むというようなこともあったとかで、一説には死因は向精神薬の過料服用ではないか、とも言われています。

薬の種類や量がどのくらいだったのかということはわかりませんが、お酒と合わせて飲んだことで、死に至ってしまったのかもしれません。

 

 

先週の土曜日、私と同じ年(56歳)の知人女性が、不正出血で救急車で病院に搬送されました。

もう少し対処が遅かったら死亡していたかもしれないと医師に言われました。

知人女性は統合失調症という診断名で、十代後半から抗精神病薬など強い精神薬をたくさん服用してきた人です。

一昨年ガンが見つかり治療中でしたが、現在末期で抗がん剤の治療をしているので、その影響かもしれません。

 

彼女はお酒も飲まないしタバコも吸いませんが、鎮痛剤などの薬をよく飲んでいました。

長年の向精神薬の治療で免疫力が下がり、体の様々なところに不調が出てきて、それを治す為にまたたくさんの薬を飲む、その影響もあってかガンになり、さらに強い薬で治療。

その繰り返しでとうとう体が悲鳴を上げてしまったのでしょう。

 

 

以前にも書きましたが、統合失調症の治療で入院していた知り合いの男の子のお母さんは50代で多臓器不全で死亡、統合失調症で入退院を繰り返していたホームの職員さんの息子さんは50歳でガンで死亡、近くのホームの66歳の入居者さんは精神薬を含むたくさんの薬を飲んでいましたが、お風呂の中で溺死、

ここ数年の間で、何人かの精神薬や他の薬を服用している50代~60代の人達の死亡例を耳にしています。

 

 

「抗精神病薬を長くたくさん飲んでいる人は、一般の人よりも10年から20年寿命が短い」

というデータがありますが、これは真実なんだな、と思います。

 

データでは抗精神病薬ですが、その他の精神薬も体に多大な害を与えることは間違いないでしょう。

 

 

ちなみに、ZARDの坂井泉水さんの死因は転落死ですが、向精神薬の服用で意識が朦朧としていた為転落したのかもしれない、という意見もあります。

(坂井さんは2002年頃から恋人とうまくいかなくなり、精神科通いを始めています。ガン治療で病院に入院している時は、抗がん剤とともにたくさんの精神薬も服用していたようです。)

 

 

体が蝕ばまれて早死にしてしまうにせよ、意識障害を起こして事故死してしまうにせよ、向精神薬はほんとうに罪が重いものだなと思います。

 

 

知人の女性には最後まで頑張って欲しいという思いもありますが、彼女の弱り方をみているととても気の毒で、暗澹たる気持ちになってしまいます。

そして疑問に思います。

 

なんでこんな目に合わなくちゃいけないのかなー、って。

 

こんなに大量の薬40年も飲まなくちゃいけないようなことあったのかなーって。

 

 

 

 

精神薬に関わり亡くなられた方々、

 

こころよりご冥福をお祈り申し上げます。