手紙 (文春文庫)/東野 圭吾

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飛行機の中で読んだのだけど、帰って来てしばらく考えさせられてしまった。

犯罪加害者の家族の苦悩を描いた作品。
「加害者(犯人)は、被害者に対しての罪だけでなく家族に対しての罪も背負う」
というのがメッセージである。

自分がそうしようとしなければ加害者になりうることはないけれど、
被害者や加害者の家族になってしまう可能性はいつでもある。

こないだ海外出張者の研修を受けたけれど、
いつ、どんなことがあるかわからないけれど、そういう事態を想像していなければ
実際にその時に行動出来ないそうだ。
(ex.テロに合った時)

ううーん、想像出来ないことは多々有る。
だから私は文章を紡いで少しでも想像力の欠片を養う。