どこでも写真を撮ってもいいというものではないので、ご用心。
例えば北京では、有名な故宮博物院に行く人が多いが、
故宮への正門(午門)に向かう道の始まりが、あの天安門だ。
天安門は中国軍が警備にあたっていて、登城するにも金属探知器を
くぐらなくてはならないほど物々しいが、観光は許されている。
しかし天安門の西側数百メートル先には中南海エリアへの入口がある。
中南海は中国の要人の官邸などがあり、ここで撮影をすることは厳禁だ。
以前、誤ってシャッターを押した中国人の若者は、ブラックリストに載り、
職場からも追放されたらしい。
観光地以外の場所に行ったときにはむやみにカメラを構えないほうがいい。
例えば駅や空港では「写真を撮られるとヤバイ」人もいる。
ある日、違法で行商のため都市近郊から電車で来ているオバサンに殴りかかられた。
「あんた!他人を撮っていいと思ってんの!」
「人権侵害よ!カメラをよこせ!」
凄い剣幕だった。あっという間に人だかり。こちらも手を出そうと
思えばできたが、ここは公衆の面前。かわしているうちに警官が来た。
警官がくるとすぐに、オバサンは逃げていった。
警官は、「ここじゃ写真撮っちゃだめだよ」と苦笑いして去っていった。
カメラ一台、無残な姿となった。
オリンピック後は、だいぶ国際意識がたかまってきてるが、
田舎と都会ではまだまだ意識に格差がある。
気をつけてくださいませ。
2003
