180909 坂村真民さん 34 一呼吸一呼吸の今 ・・・ | まめ助

     

    真民さんの紹介については
    後半にあげてあります。
     
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    真民さんの詩です。
     
     
     
    大切なのは
    かつてでもなく
    これからでもない
    一呼吸
    一呼吸の
    今である
     
     
     

    ねがい
     
    ただ一つの
    花を咲かせ
    そして終わる
    この一年草の
    一途さに触れて
    生きよう
     
     
     
     
    時々
    思い出して
    口ずさむ
     
    一呼吸 一呼吸の今
     
    一年草の
    一途さ
    その 頑張りに
    元気をもらう
     
     
    まめ助
     
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    坂村真民 さかむら しんみん
    1909/1/6 ~2006/12/11
    仏教詩人 本名 昂(たかし)
    癒しの詩人
     
    坂村真民さんと第百番碑(愛媛県砥部(トベ)町)
     
    愛蔵版 坂村真民詩集 「朴のしおり」 より
    わたしが詩に打ち込みだしたのは、戦後、
    四国にやってきてからである。当時、ヤミ商
    売をしながら 巡査に追われ、こん棒で叩き
    つかれながらも懸命に生きていた人たちが、
    わたしの詩を読み、「真民さんの詩集を懐に
    入れていると、叩かれても痛くありませんよ

    と言ってくれた。それが、わたしがこれまで
    詩を書いてきた原点なのである。だから、
    わたしの詩は、生きるということと切り離せない。
    生きるために苦しみ、泣き、さげすまれ、
    はずかしめられ、それでもなお生きようとする、
    そういう人たちに捧げる。それがわたしの
    詩の生命なのである。
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