真民さんの紹介については
後半にあげてあります。
後半にあげてあります。
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真民さんの詩です。
今
大切なのは
かつてでもなく
これからでもない
一呼吸
一呼吸の
今である
かつてでもなく
これからでもない
一呼吸
一呼吸の
今である
ねがい
ただ一つの
花を咲かせ
そして終わる
この一年草の
一途さに触れて
生きよう
花を咲かせ
そして終わる
この一年草の
一途さに触れて
生きよう
時々
思い出して
口ずさむ
一呼吸 一呼吸の今
一年草の
一途さ
その 頑張りに
元気をもらう
まめ助
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坂村真民 さかむら しんみん
1909/1/6 ~2006/12/11
仏教詩人 本名 昂(たかし)
癒しの詩人
1909/1/6 ~2006/12/11
仏教詩人 本名 昂(たかし)
癒しの詩人
坂村真民さんと第百番碑(愛媛県砥部(トベ)町)
愛蔵版 坂村真民詩集 「朴のしおり」 より
わたしが詩に打ち込みだしたのは、戦後、
四国にやってきてからである。当時、ヤミ商
売をしながら 巡査に追われ、こん棒で叩き
つかれながらも懸命に生きていた人たちが、
わたしの詩を読み、「真民さんの詩集を懐に
入れていると、叩かれても痛くありませんよ」
と言ってくれた。それが、わたしがこれまで
詩を書いてきた原点なのである。だから、
わたしの詩は、生きるということと切り離せない。
生きるために苦しみ、泣き、さげすまれ、
はずかしめられ、それでもなお生きようとする、
そういう人たちに捧げる。それがわたしの
詩の生命なのである。
四国にやってきてからである。当時、ヤミ商
売をしながら 巡査に追われ、こん棒で叩き
つかれながらも懸命に生きていた人たちが、
わたしの詩を読み、「真民さんの詩集を懐に
入れていると、叩かれても痛くありませんよ」
と言ってくれた。それが、わたしがこれまで
詩を書いてきた原点なのである。だから、
わたしの詩は、生きるということと切り離せない。
生きるために苦しみ、泣き、さげすまれ、
はずかしめられ、それでもなお生きようとする、
そういう人たちに捧げる。それがわたしの
詩の生命なのである。
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