ネタバレ有りなので、ご容赦下さい。
2010年の作品。139分の長編です。
吉田修一さんの原作。新聞に連載されている間、リアルタイムでずっと読んでいました。映画化と言う事で、観たいと思いながらも、重いストーリーなので、手を出せずにいましたが、WOWOWでの放送がありまして、録画しての視聴となりました。
長いので、正直、私は中盤辺りで気持ちがダラけましたが。俳優陣の演技力がとにかく圧倒的で、そこに押し切られた感があります。
爽やかな恋愛物が多かった妻夫木聡さんが、実力派の俳優として開眼された作品ではないでしょうか?もう1人の主演、深津絵里さんとは、以前、ドラマ『スローダンス』で共演されていましたね。このドラマ、好きでした😊今作は、途中から逃亡劇になるので、深津さんはノーメイクでの体当たり演技です。彼女、ソバカスが沢山あるので、それが返って現実味のある雰囲気を醸し出していたと思います。
脇を固める俳優陣も、これまた名バイプレイヤー揃いでした。樹木希林さんを始め、松尾スズキさんの怪演ぶり。満島ひかりさんは言わずもがな…の演技力。目を引いたのは、永山絢斗さん。地味ながらも、心の揺れを上手く演じていて、光っていました👍もう1人。樹木希林さん演じるお婆さんが、記者や報道陣から逃げる様にバスに乗り込もうとした時の、バスの運転手を演じたモロ師岡さん。キャストの所に名前が挙がってはいませんが、名演技で、私はこのシーンに泣かされました😭ほんの数分のシーンですが、ヒリヒリし通しのこの作品の中で、唯一、心温まるシーンでした。
ひょんな事から、人を殺めてしまった、青年。その後に、愛する人と出会ってしまってから、彼の苦悩が始まります。人が犯罪者になるのは、いつでも紙一重です。善人から悪人へ…何処で間違えてしまうのか?
単純に楽しい映画…ではありません。人間なら誰しもが持っている心の奥の深い闇の部分をえぐられる様な作品です。この映画が、私達、観客に何を問うているのか?何を考えさせる想いだったのか?簡単には答えは出そうもありません。。。
監督と共に脚本も、原作者の吉田修一さんが加わり、作品としても、賞を沢山取っています。主演のお二人も…。こう言う作品に関われた俳優さんは、幸せですね〜。しばらく、余韻に浸りそうな作品でした。
素敵な作品をありがとうございましたm(._.)m










