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2006年の作品。いわゆる随筆、エッセイ物です。

かなり前に購入していたにも関わらず。何故か気持ちが入らずに手に取ることなく数年が経ちました。

我が家は朝日新聞を取っているのですが。今、夕刊の連載小説に吉本ばななさんが掲載しております。それで思い出して…手に取りました。

あとがきを含めて267ページと、エッセイにしてはかなりの量に私は感じました。様々な項目のタイトルがありますが。「単純に、バカみたいに」の章が個人的にはとても心に響きました。

その中で『みんな、どうしてしまったんだ、そんなにすごくならなくてもいいじゃないか、と思う。』と言う文章があります。我が家の娘っちは高校生ですが。周りのママ友達は、お仕事に復活されたり、パートに出ている人もいたり…と、割と働いている人が多いのです。私は特に資格がある訳でもなく、自分の母や義母と同じように専業主婦に収まっているわけですが。パワフルに活動されたり、資格の為に勉強されている人を見ると正直、自分の情けなさに凹んだりもしていたのです。そんな時に、吉本ばななさんのこの文章に出会って、なんだか少し救われた気がしたのです。そんなに頑張って、何かを目指したりしなくても、いいのかな?と。

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吉本ばななさんの本は、大学の時にハマって、この8冊目の『アムリタ』迄は、出版されると直ぐに読んでいました。ただ、それ以降は、なんか方向性が今までのものとは違う所に向かっている様な違和感を感じて、読まなくなってしまっていたのです。

久しぶりに読んで、思い出しました。吉本ばななさんの文章には、どこか弱者に寄り添う優しさがあるのだと思います。だから、弱った心で読むときは、本当に心に響くし、残るのかもしれません。

この本の評価そのものは、ネットで見る限りは決して良くはありません。私も( ? _ ? )と思う箇所もありました。本やエッセイは、人によって感じ方も感想も全く異なります。良いか悪いか?の批評を一般人の私がするものでもありません。それでも、私はこの本に出会えて、今の自分を見つめ直す事が出来たし、励まされました(^^)

また素敵な本に出会える事を願います(^O^)