罪と罰罪と罰ドストエフスキー病的な思考をもち、それに従い行動する狂人を描くと思いきや、なんとも人間らしい葛藤に悩まされる主人公だった。妹を思いやる気持ちを持ち、可愛そうな母を哀れみ、親友とは喧嘩したり、幼少期のトラウマに縛られる。ラスコーリニコフはインテリで弁が立ちすぎる気もするが、一人の人間の過ちに深く切り込んでいった名著だと再認識した。普通に生きている人間の危うさ。それを感じていこう。