2001/4/14-No.21(戯言おやじぃは:越智 健)
テニス日和の季節になった。コートでは半袖ポロシャツ、短パン姿もちらほら見かけるようになってきた。
気持ちのいい、過ごしやすい週末が続いているが、春先は風の強い日が多い。朝方は穏やかなのに、一転して午後から強風。電線が唸り、スーパーの店先に止めてある自転車が将棋倒しになる。
風のある日はテニスをしないと決めている人もいる。確かに、風があるとゲームをしていても楽しさが半減する。なにをヤワなことをおっしゃる、公式試合は穏やかな日だけ選んでやれるわけではないのよ、とおばちゃま連中に蹴りをいれられる。
風が強いとトスが乱れる。やり直せばいいのに無理して打ってフォームを崩してしまう。サービスはトスが命。おやじぃは風が無くてもトスが安定しなく、ボールを自分でお迎えにいってしまう癖がある。これだとボールに力がうまく伝わらない。ふわふわサーブになってしまうのだ。強い向い風にネットを越えるかどうか、情けないことだ。
自分のテニスコート姿、とくにサーブをどう打っているか一度ビデオで観てみたいと思っている。が、なかなか実行にうつせない。観たい気持ちと、観たくない気持ちが半々なのだ。自分の描いている姿と実際のありようにギャップがあり、「えっ~」と観てはいけないものを観てしまう恐さがある。
古今亭志ん生という偉大な噺家がいた。志ん生いわく、人には皆、自惚れがある。自分を過大評価してしまう。人と比べて、「うまいな」と思う相手は自分より数段もうえ、幕下と横綱の違いくらい差がある。「俺と同じかな」は自分よりずっと実力が上、「下手だな」と思う相手がちょうど自分くらい。これが自惚れというやつだ。自分を冷静に評価するには、自分の自惚れを割り引くことが肝要とおっしゃった。






























