生きてこの世にいれることは
とても幸せなことなんだ


死にたいなんて思ったらダメなんだ


僕が精一杯生きる姿を
友や家族が笑顔で見てくれる


長く生きたいのに
生きれない人がいる




僕は死にたいなんて言ったらダメなんだ



その人達の為に僕はたくさん生きる義務がある


空を眺められないなら
僕が変わりに眺めるから

風をあびる事が出来ないなら
僕が変わりに風を感じるから


大地を踏み締め苦しくても歩かなければならない日が来るとしたら

その日は、大切な人が僕の前から消えていなくなった時だ



あれから十年がたちました

僕は元気でやっています

君がいなくなってあの空へ上がっていった日

雲一つない晴天の下をただ歩きながら
辛くなる度、僕は死にたいと呟いていた


空が荒れ雨が降る時

きっと君が怒っているんだって最近思うようになったよ



私の分まで生きてよ
お願いだから…死にたいなんて二度と言わないで



背中を押す風に涙が流れた


僕は一人やないね

見えないけどそこに居てくれてたんだよね…?


いつもそこに僕の近くにいてくれたんだよね…?



髪を撫でる風は君のココロの声だと信じたい


目の前を羽ばたく鳥のように何も考えないで自由に生きれたらどんなに楽か



だけど僕は一人の…人間だから


だから時に迷って
時に悩んで


回り道していいんだって君の声が聞こえた気がした



君が見れなかったもの
君が感じれなかったもの


僕が変わりに感じて
君がいる空へ
手紙を出すから


君は僕が泣いたら
一言でいい…
お返事を下さい



そうしたら僕は君の命の分まで生き続けていこう


だから笑っていて

僕の馬鹿な行動や
ドジな姿を見て


君は僕が大好きな
青空を見せて下さい



君が笑うと空が晴れる
僕はその空を見て
一生懸命、歩くから




十年前

僕の大好きな人がいなくなりました

今も変わらずアルバムに写る君と大きくなる僕達



僕がそっちへ行った時
君は気づいてくれるかな…?



それまでは変わらず生き続けていこう


君が好きだった僕のまんま生き続けよう