実は、二つほど前に書いた記事の、大好きなセラピストの先生に出会う前に、別のABAの先生の療育を受けていました。

それは、息子には合っていなかったと今は、思っています。

理由は、強化子(ご褒美)は、食べ物でなければならないということでした。

食べ物に興味のない息子には辛いルールでした。

食べ物以外でお願いできないか聞いたところ、食べ物でないとダメということでした。

また、狭いところに閉じ込めて座らせる練習をしました。

しかし、息子はセッション丸々90分、泣き続けていました。
脱走しようとする息子を手のひらで押し返すようにして先生は脱走を防いでおり、息子が勢いをつけてくるので、息子が弾き飛ばされたような形になり、尻餅をつく。
ずっとこの繰り返しの90分。だんだんと泣きが強くなり、庭で仕事をしていた父も心配する程でした。

毎回、療育の時間がそんなことの繰り返しの1年で、息子にとくに成長は見られずでした。

そして、その先生の顔を見る度に泣き出すようになりました。最終的には、ピンポンがなると、泣くようになりました。

…そんな息子をみて、
このやり方は、我が子合っているのか、何度も自問自答を続けました。

私が、挑戦したい療育 No.1の、ABA

せっかく始めたABA

息子の泣きに振り回されてる甘い母親なのか、自分は…

いろんなことを考えました



そのセラピストの先生には、

「◯くん(息子)は、本当に重いお子さんですね」

「食べ物に興味がないのは、一番よくない。サバンナに生まれていたら死んでいますよ。」

「お母さん、血を吐くくらい真剣に家でセッションしてください」

「◯くん(息子)が、私(先生)の子どもなら、1日1食にして、空腹をつくり、要求を出し、社会性を育てます。」

「このままだと、◯くんは、強度行動障害になりますよ」

※強度行動障害のお子さんを育てていらっしゃる方、嫌な思いをさせてしまったら、ごめんなさい。ただ、先生のおっしゃった言葉をそのままお伝えしたくて書かせていただきました。

「帰る前に、共通理解です。◯くんは、とても重いお子さんです」

「受け持ったお子さんの中で、いちばん大変です」

など、言われました。

いつも、その先生に会うと、気持ちが落ち込みました。

次第に私も、先生が来る日が憂鬱になってきました。

私の母もはじめは一緒に療育の様子を見ていましたが、だんだんと、嫌な思いをするから、療育の様子を見たくないと言うようになりました。

でも、先生が間違ったことは言ってないのは、わかっています。
息子は、明らかに断トツに知的も自閉も重いですから、親が頑張らないといけないのも、わかっています。

ただ、私から質問しようとしても、

「今は、関係ありませんから。」

「ぼくのやり方が合わないのなら、いつでも契約解除で構いません」

と言われ、なかなか、質問することも、相談することも、私自身がこわくなってしまいました。

もちろん、その先生が指導力のある方で、子どもに合えば、どんどん伸びていくんだろうなと思います。
そして、先生は怖かったですが、とても熱心な方だとは思います。

結局、1年お世話になりましたが、全く先生に慣れず、近づくこともできず、先生が同じ部屋にいる限り、泣き続け、もはや、療育になっていないと思い、辞めました。

なかなか踏み切れなかった辞めるということ。

でも、辞めたことで、女神に出逢うことができました。

息子も今の先生が大好きで、部屋に先生がいても泣きません。自分から寄っていきます。

強化子も、食べ物縛りはなくなりました。

同じABAでも、やり方が全然違うことを知りました。

今日もあまりセラピーがうまくいっていませんが、
大好きな女神に成長した姿を見せたいので頑張ります