先日、小田急線「南林間」駅近くの「シロクマ食堂」さんで

年1回開催される“絵本の読み聞かせ”イベントに参加した。


絵本好きの方々が、聞く側、聞かせる側と特に分かれるでもなく、
夕食を兼ねて気軽に楽しむ催しだ。
私は、会が始まる頃に飯田橋での打合せを終え、快特で向かった。
というわけで、席に着くなり指名を受けて30人ほどの参加者の前に立った。
台風で開催が1か月ズレていたので、「夏」というテーマで選んだ絵本は「ホームランを打ったことのない君に」。
少年野球を扱った物語で、著者は長谷川集平さん。
絵本の大家だが、知らないのはたぶん私だけ、というレベルの私は、それでも気持ちよく読み終えた。
少し前に「この声を君に」という、朗読教室を舞台にした竹野内豊主演のドラマがあったが、マイペースで準備ができて自分と向き合う機会ともなり、下手なりに聴衆にも何かを届けられるのが“読み聞かせ”のよいところだと思う。
さて、読み手がすべて読み終え、ライトが点いて読まなかった方々が感想を述べる時間になって、その夜、男は私一人だけだった事実に気づいた。

 

それを含めなくても、三日月が、いつもよりきれいに見える夜だった。