知り合いにみーさんの写真を送ったある日。
「なんかハゲてる?」
と言われた。
写真の光加減でそう見えただけで実際はうす茶色の毛が
生えているのだが問題はそこではない。
その言葉にRuiに衝撃走る(アカギ風)
「なっ!?ハゲてないよ!」
否定して説明をする言葉とは裏腹に頭では
まったく違うことが展開されていた。
猫でハゲといったらアレしかない。
みーさん 「Ruiちゃん!変身よ!」
Rui 「わかった!」
ムーンプリズムパワー!メイクアップ!
チャッチャチャラチャチャララチャンチャン チャッチャチャララ~チャンチャン
チャッチャチャラチャチャララチャンチャン チャッチャチャララ~チャンチャン
チャラララ~チャチャラララ~チャチャラララフッフッ~
トゥトゥル~トゥルル~ セ~ラム~ン フ~
トゥルルトゥトゥトゥ~ トゥルル チャッチャッチャッ~ キュャピン☆
Rui 「この屋敷に巣食う汚れにゴミ山!不運の元凶!
みんなまとめてお仕置きよ!」
Rui 「アクアタイムマジックー!!」
ゴミ山と化していた脱衣所も
通り道すら埋まっていた洗面所も
箪笥と物で埋め尽くされた押し入れも
私のあとについてくるみーさん(笑)
死贓品の食器棚&前にうず高く積まれたカメラ機材
絵画、よくわからない年代物の物・物・物も
およそ2年弱の月日をかけて
ようやくここまで漕ぎつけました。
思えば亡くなった祖父母の生活用品すべてと父の物
三人分の物が所狭しと席巻していたのですから
量が多いのは当然でした。
父は祖父母の使わない物も捨てずにとっていました。
それがいいことか悪いことだったのかはわかりません。
でも整理整頓の上手い、綺麗好きの父が
部屋すべてに物がたまって身動きできないほどになるのは
異常だともっと早くに気づくべきでした。
片づけ本や風水などの本では
家=自分の体
と例えるものもあり
私自身がそれらのさまざまな片づけや整理術・風水などを
実践してきたのでとても身に染みてわかっていました。
父には花粉症やアレルギーなどがあり
ハウスダストでも悩んでいました。
考えてみれば簡単なことでした。
家の中が汚かったのです。
たくさんの物についた長年のホコリ
たくさん物が乗っているから変えることのできない
ダニがいるだろう何十年も使っている絨毯
どこを何回拭いても真っ黒で汚くなる雑巾を見れば
そりゃあハウスダストもすごいでしょう。
物を大事にすることは素晴らしいことです。
ですが管理できない量の物にいつしか体が害されては
元も子もないというのが今の私の考えで・・・。
実家に一人過ごすことになった母がどんどんやつれていくのを見て
三人分の死贓品に囲まれていては
母まで連れていかれてしまうと怖くなりました。
それともう一つ
私が奮起したのは何か言い表せない予感があったからです。
「今年中にやらなければ」
「できるのは今しかない」
という危機感にも似た啓示が怒涛のように
私を突き動かしていました。
片づけて開けた部屋で物を選別し
残すもの・売るもの・譲るものに分け
売りに行ったり、ボランティア施設へ譲ったり
その工程
片づけ→選別→譲渡→掃除
それをひたすら繰り返してほぼ9割片付いた
この写真を撮ったのは2019年11月のこと。
大掛かりな片づけがほぼ済んだ後に年が明け
残りの1割を片付け終わる頃
2020年、コロナが発生しました。
何もできない状態になったのです。
けれど母は父が亡くなった直後からの2年よりも
鬱ではなくなっていました。
死にたいとも言わなくなり
顔色もよくなり
せっついてリフォームした水回りとライトも功を奏しています。
亡くなった直後から父の遺品のほぼすべてを捨てて
恨まれることになってもいいと決意してやりました。
私のやったことは余計なことかもしれません。
それでも
何をどれだけ捨てることができても
人の絆だけは捨てられない。
私の献身がいつか私と家族を救うと信じています。



