WOWOWで観賞済みながらレビュー未投稿で放置しとった分が、ひと言レビューでほぼ無くなってきたんでここから1作1投稿にもどす予定。


 



18世紀後半の東北。冷害による食糧難に苦しむ村で、凛(山田杏奈)は人びとから蔑まれながらもたくましく生きていた。そんな彼女の心の救いは、盗人の女神様が宿ると言われる早池峰山だった。ある日、村中を揺るがす事件を起こし、村人から責められる父親・伊兵衛(永瀬正敏)をかばう凛は、家を守るため自ら村を去る。けっして越えてはいけないと言い伝えられる山神様の祠を越えた凛は、さらに山の奥深くへと進んでいく。そんな凛の前に現れたのは、人間なのかもわからない不思議な存在(森山未來)だった。

映画.comより





監督
福永壮志
脚本
福永壮志
長田育恵



















すてれんきょの感想

お天道さまが照してくれへん冷害やから浅間山が噴火した天明の大飢饉?



≪山の祠を決して越えてはならない≫て、さらに得体の知れない物に遭遇て、四方の山の頂上の結界の中だけで生きる山下和美の漫画「ランド」を思い出した。


漫画「ランド」やったら、結界の外《あの世》で結界の中《この世》を運営する(株)ランドが解決してくれるんやけど、現実の天明の飢饉はそんな訳にいかへん。


ただなぁ、ご領主様や庄屋が出てこうへんねん。
父親の伊兵衛が「おめらが田畑取り上げたんでねが💢」て言うシーンあるんやけど、小作人ちごて田畑持ちなん?
それに、凛が伊兵衛かばう言うてもそんな大罪一家全部に及んで村八分ちゃうん?


冷害の悲惨さを伝えたいんやろうけど、里が冷害なら山も冷害でとても生きていかれへんのちゃうん?
俳優も餓えとうように見えへん。



間引きとか餓死とか悲惨な時代て言うたら東北が舞台になるてどうなん?


『早池峰山(はやちねさん)』て遠野に在るんやな。後から解説読んだら遠野物語にインスパイアされたらしいけど、遠野の民話やったら他にもいっぱいあるんちゃうん?


なんか東北に対する偏見に思える。