東茶屋町にもむかしバスツアーで来たことあるんやけど、その時はお茶飲んでスイーツ食べて、みたいな店がよーさんで、あんまり興味沸かんかった。


古い建物が並んどうだけやったら姫路にもある。
雰囲気壊さんようにトイレや喫煙所設置したり、近くにバスも停めれる駐車場造ったり、取り組みが全然ちゃう。






廓ていうけど、いわゆる遊女が居って同衾してくれたりはなさそう。
飲み食いして、芸妓の唄や舞いを楽しむ所みたい屋な。
しかし、玄関狭いんちゃう?





壁がベンガラ色にして、明るく華やいだ雰囲気やけど、最近塗り直ししとんちゃう?
全然煤けて無いんや。

藩の政策でお茶屋を現在地に集めたのが1820年やろ。
200年も煤けてきたとは思えん明るさや。






お客が床を背にして、前のちょっと狭い部屋で舞いを披露したり、伴奏したりするんは映画なんかと一緒やなぁ。






太鼓や鼓、琴を展示して雰囲気出してるんやけど、気になったのが





五弦の琵琶。

琵琶て四弦とちゃう?

気になったけど自信が無い。
帰りに係のおねいさんに聞こう思てたけど、他の事聞いて忘れとった。



ほんで電熱して聞いてみたん。

すてれんきょ
「展示されてる琵琶は五弦ですが、特別な琵琶ですか?」
おねいさん
「厄除けのような積りで置いてますが、特に謂れとかはありません。」
すてれんきょ
「お店に伝わって来てる琵琶なんでしょうか?」
おねいさん
「そうだと思います。」

というようなやりとりがあったんやけど、どうもハッキリせえへん。



ほんで、もっと気になる事が出てきたん。

琵琶をググったら、宮内庁のホームページのキッズページ

 



いうとこで、五弦琵琶紹介してるん。






こんなやつ。

「螺鈿紫檀五弦琵琶」て、言うんやけど、正倉院に納められてるだけに、立派やなぁ。


紹介文に世界中で五弦琵琶はこれ1個しか残ってへん。て、なっとん。


天下の宮内庁がウソ言う訳あらへんし、気になるからの宮内庁の正倉院の係んとこに電話したん。

すてれんきょ
「キッズページに載ってる五弦琵琶が世界中に1個金沢しか残ってない。て成ってるけど、金沢で五弦琵琶見たけど宮内庁は把握してるんですか?」
おにいさん
「…」
すてれんきょ
「ホームページに載せるという事は、調査をされてるんですよね。いつ、どれくらいの範囲で調査されたかわかりますか?」
おにいさん
「…」
すてれんきょ
「今、情報提供したわけですが、こうした情報があると調査をやり直す事はあるんですか?」
おにいさん
「それは判りません。」
すてれんきょ
「しかし、このままやとホームページに嘘を載せてる事にも成りかねません。政府の機関としてまずいのでは?」
おにいさん
「そうかもしれないですね。」



全然要領を得ない。
バイトが留守番してるより酷いんちゃう?
バイトでも「上司に報告しておきます。」ぐらいは言うで❗️


正倉院展のバスツアー申し込んどるけど、抽選やしなぁ。琵琶に詳しい学芸員さんと話し出来る機会があったらエエんやけどなぁ。





中庭。





離れ。
言うてるけど、間に廊下はさんどおだけで母屋と繋がっとおけど…





1階に降りて、台所に石室があるん。

お茶屋は仕出しが当たり前なんやけど、保存するほど食料仕入れてたん。





この台所ではお客の食事提供するには狭すぎるやろう。まかないだけで石室が要るん?





くる~っと廻って玄関。
提灯や傘が用意されとおのはお茶屋らしいな。
やっぱり狭い。
これでは下足番どうするん?


それに刀掛けが見当たらん。


刀掛けをおねいさんに聞いたら、「武家は鍛錬に忙しくてお茶屋には来ません。」やて。

それは言い過ぎやろう❗️



東茶屋町つづく