敗戦後の大阪。結核で息子を失った大和田房子(田中絹代)のもとに、夫の訃報がもたらされる。房子は会社社長の栗山(永田光男)の秘書となった。房子の実の妹の夏子(高杉早苗)はダンサーをしながら房子を捜しており、二人は偶然心斎橋で再会。夏子は房子のアパートで暮らすことになった。房子は栗山に身を任せていたが、ある日、栗山と夏子の関係に気づく。房子は男に復讐するため、アパートを出て売春婦になった。房子を捜すため心斎橋近辺を歩いていた夏子は、売春婦と間違われ警察に検挙されてしまう。

:allcinemaより



監督
溝口健二
脚本
依田義賢



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すてれんきょの感想

う~ん、戦後の混乱を描いている映画はいくつもあるんやけど、戦争未亡人が転落していくパターンはどの映画も似たような感じやし、街娼をグループ同士の縄張り争いやリンチもワンパターン。
すてれんきょの生まれる以前の事とはいえ、すてれんきょの幼い頃はまだ米穀通帳も残っていて、米穀通帳が無かったらお米は買えなかった。米穀通帳無しのお米は所謂ヤミ米で、刑事罰に相当する。
そんな戦後の制度がまだ残ったいた頃やけど、あんなに激しい争いがホンマにあったんかな?
すてれんきょは田舎やったから、知らんかっただけかも?


そやけど、ヒロインの房子が男に復讐のために街娼になるというのがどうにも腑に落ちん。
生きるためにお妾さんに成ったとしても、そんな簡単に街娼に成れるもんやろか?