思い
出し惜しみなんてしても
勝てるものではないし
自分の全部を出しても
足りないし
届かない
後悔しないで
生きていくために
やれることはやったと
言いたい
惜しみない愛は
なにかを求めないのに
なにかを欲しがる
わたしが与えられる
ものではないのかも
大切に思う
それだけで
それだけ
抱えていこう
愛も恋も
重荷だから
大切に抱えていこう
風
風が変わった
出口を求めていた風は
小さな穴から
外へと向かう
ぽろぽろと壁をくずし
穴をおしひろげて
守っていたつもりで
腐っていくものがある
大切にしていて
扱いがわからないものがある
小さなこの胸では
風を捕まえておけない
行く先ざきで
人に笑顔をつくれるなら
手放していい
顔と心思いは
違っていたとしても
帰る場所があるなら
抱きしめる胸が待っているなら
ここで待っても
待ちぼうけ
髪をなでて通りすぎるだけ
捕まえることは
できない
肩をだいて
自分を抱きしめる
ひとつの鼓動
まだ生きていかなくちゃ