闇を抜けて | ふんわりシフォン

闇を抜けて

君が寝静まった後で

星の明かりは

君を見守る



夜の帳のなか

液体は巡回し

物質は融合し

分裂し

結合し

変容していく



君の知らない間に

ほら

空に蒸気を放つだろう



釜の中から

逃げる熱は

肌をこがし

髪を焼くだろう

大量の熱を

蒸気を

空に放ちながら




釜から放たれた物質は

熱を放ちながら

冷えていく

キンとした空気のなか

音色を奏でながら



誰も知ることなく

ひっそり

音は闇に消えていく



君が知らない間に

世界は変わっていく



僕のしらない間に

月が欠け

月が沈むみたいに



闇のなかでも

放出される

熱があるように



君のなかにも

潜んだ熱を解放したらいい




白い蒸気が

くっきりと闇に浮かぶように


それは

存在を知らせるだろう