計画停電 | ふんわりシフォン

計画停電

3月16日のことになりますが、仕事中に家から電話がありまして、停電したよと報告がありました。

帰ってくる時、信号も止まっているから気をつけてねと。

ロウソクをつけて、ラジオを聞きながら、家族が居間に集まり過ごしたそうです。



やっぱり何も出来ない暗闇は心細くて、わたしのことを心配して電話をくれました。



高台にある会社から帰る時には、停電している場所など見えませんでした。道を進みながら、この信号もあのコンビニも大丈夫だと確認しながら走っていました。

停電の地域は市内でも何箇所かに区分されていて、かなり小さな単位での停電になります。

家まで信号みっつの場所からは、停電になっていました。街灯も信号も停電で真っ暗。それでも県道なので、対向車が来ないかそろりそろりと顔を出してうかがい進みました。



家につくと車の音で、母が懐中電灯をともして迎えに来てくれました。



玄関で足元を照らしてくれましたが、満月に近い月は明るくてくっきりとした影を足元に浮かび上がらせていました。



夜で暗くても、月はこんなにも明るい。こんなに月が頼もしいと思ったのはいつ以来だろう。

月に負けずに星もまたたいていました。

しばらく母と二人、空を眺めていました。





ふと寒くなり、トイレに行きたいからと懐中電灯を借りました。

ぼんやりとした明かりは足元だけ照らすので、知っている家なのに、まるで違う感じがします。

なにかのアトラクションに参加しているような現実感のなさ。毎日がこれでは、夜が不安になってしまうでしょう。トイレが近いなら、なおさらです。



何気なく…

きっと習慣になっていたのでしょうトイレの電気をつけたら、ぱっと明るくなりました。

一瞬、あまりの明るさにぽかんとしてしまいました。


トイレだけは停電していなかったのかと考えたほどです。



わたしの経験した停電はなんてささやかなものなんでしょう…

帰宅するなり電気が来るなんて…なぜか会社は停電しません。毎日、今日こそは停電くるから!と言われ続けているのに。



不思議なことです。



明日からまた連休に入るので、電力の消費が抑えられそうですね。

お彼岸なので両親はあたふたしています(笑)