月が満ちるまで 噴水 15 | ふんわりシフォン

月が満ちるまで 噴水 15

今のままでいい。だけど変わっていくのだろう。宮原もあたしも。

あたしには日常の出来事なんて打ち上げ花火みたいだった。

ぱあっと花開いて、その時は楽しいけどそれだけで、すぐに消えてしまう。

下手をしたら花火すらない日常で。





宮原にとってはバスケは花火なんじゃなく、噴水なんだ。後から後から噴き上げる情熱で、心を満たしていく。


涸れることの無い泉は宮原そのもののようで。あたしも心に噴水を持っていたい。
なにがしたいかなんて、まだ分からないけど、誰かが笑顔になること…




そんな一瞬をもたらすことができたらいい。そんな一瞬を、手伝うことができたらいい。