月が満ちるまで ともしび 1 | ふんわりシフォン

月が満ちるまで ともしび 1

……柊也担当パートです……

この書きだしで分かるわけありませんね(^_^;)
このお話は各章ごとに主人公が入れ替わります。





僕には兄貴がいる。



いつも兄貴の後をついて回っていた。
出来のいい兄貴と、ミソッカスの弟。それが親の僕達に対する評価だった。





器用で飲み込みの早い兄貴と、不器用な僕。





お話は僕が小学六年の冬の出来事になる。
寒い冬だったと覚えている。

兄貴が中学受験をして、中高一貫の進学校に進学してしまった。

そして僕も見栄なのか意地なのか。中高受験をすることになってしまった。






いまなら、よく分かる。

僕は自分がよく分かっていなかった。