月が満ちるまで ハイ・タッチ 5 | ふんわりシフォン

月が満ちるまで ハイ・タッチ 5

にぎやかな一団が近づいてきた。

待ち合わせして、つるんで来た奴だ。

「あ、いたぞ海斗。いつの間にか居なくなるんだもんな」

呑気なハルが近寄ってくる。
近づいて先輩がいるのに気づいて慌てて、

「ちわっス」

と続けた。



杉田先輩のシャツは汗で張りついていた。

顔も汗が浮いて顎からしたたっていた。

「後、片しとけよ」

帰ろうとする先輩に、思いきって言った。

「先輩、たまには練習見ていってください」