月が満ちるまで 感謝の気持ち 4 | ふんわりシフォン

月が満ちるまで 感謝の気持ち 4

本当に、バカな息子だよ……


風花、許してやってね


ぽろぽろ泣きながら、おばあちゃんは言った。

魂の抜けたお父さんを見るのは辛かった


そう 言った。


お母さんの想い

お父さんの想い


両方、よく分かるのだと。



誰が悪いわけでなく、みんな自分に正直に生きてきた。


ひどいお父さんだと思う時もある



ひどいお母さんだと


それでも


生まれて来たことに意味があるなら


生きていくことに意味があるなら


自分の命と引き換えにわたしを産んでくれた


お母さんの分も生きていかなければいけない気がする

きっとお母さんは、自由に生きなさいって言ってくれると思う。

誰より

自由に生きてきたから









「ね、ふーかっ聞いてる」

ぼんやりしていた。

「えへへっぼーっとしてた」

呆れ顔のちはやがいた。

「まったくもぅ……もう一回言うからね……」

何気ない日常。

感謝している。いつも、いつも。