月が満ちるまで 風待ち 2
彼女が歩いてくるのが、ひどくゆっくりと感じられた。
時間を引き伸ばしているように。
近くまで来て、これはヤバイ、見すぎだと気がついた。
用もなく凝視したらアブナイ奴だと思われる。
「橘さん、晴れてよかったね」
彼女はにこっと笑って
「やっぱり晴れると気持ちいいね」
そう言ってくれた。その言葉にほっとする。
俺、アブナイ奴じゃないみたいだ。
一緒にいる浦川がハ ルと話している。
「宮原達はどこ行くの」
「決めてない。ちはやちゃんドコかいいとこない」
「あたしに聞かないでよぉそーゆーのは男子が調べるものじゃない」
「だってさ、ちはやちゃんが好きな所にいくほうがいいでしょ」
ハルは人のいい笑顔をつくる。ふにゃんとした、ハルにしかできない笑顔だ。
「しょーがないなぁ、風花どうする」
「いいんじゃない、一緒に行こうよ」
ハルが俺に向かって親指を立ててみせる。
おおっ
俺も両方の親指を立てる。やってくれる、ハル。
時間を引き伸ばしているように。
近くまで来て、これはヤバイ、見すぎだと気がついた。
用もなく凝視したらアブナイ奴だと思われる。
「橘さん、晴れてよかったね」
彼女はにこっと笑って
「やっぱり晴れると気持ちいいね」
そう言ってくれた。その言葉にほっとする。
俺、アブナイ奴じゃないみたいだ。
一緒にいる浦川がハ ルと話している。
「宮原達はどこ行くの」
「決めてない。ちはやちゃんドコかいいとこない」
「あたしに聞かないでよぉそーゆーのは男子が調べるものじゃない」
「だってさ、ちはやちゃんが好きな所にいくほうがいいでしょ」
ハルは人のいい笑顔をつくる。ふにゃんとした、ハルにしかできない笑顔だ。
「しょーがないなぁ、風花どうする」
「いいんじゃない、一緒に行こうよ」
ハルが俺に向かって親指を立ててみせる。
おおっ
俺も両方の親指を立てる。やってくれる、ハル。