宵の明星 | ふんわりシフォン

宵の明星

街灯の下を歩いてゆく。

ひとりでとぼとぼと。明るい輪の外にはまた、闇がまっている。




空には薄く雲がかかり、輝いた星を飾り立てるように浮かんでいる。

明るい金に輝く宵の明星。
願いをかけたら叶うのかな。




心でそっと唱える。




あの人が幸せでありますように。




休みの日には、寂しさに潰れそうになるから、なにも考えられなくなるくらい働いて疲れきるのもいいかもしれない。


働く間、なかなかうまくいく気がしても、寝ようとして布団に入ると思いだす。

脳内麻薬が寝かせてくれないから。

疲れていても、神経は高ぶっていて目が冴える。

正論や世間体が気持ちにふたをしようとする。





まだ、わたしから取り上げないで。





この気持ちは
無くしたくないから。





かえらない卵を抱きしめている

クールダウンするまで起きていよう。