東野圭吾さんの短編集📕

9編のちょっとホロッとする短編集です🥹


東野圭吾さんらしい、ミステリーと人情ドラマが混ぜ合わさった感じ❢

私は最後のお話『水晶の数珠』が、好きだな〜
地元の名家である家を捨て、父親と大喧嘩してアメリカに渡った直樹は、役者になる事を夢見てアルバイトに励んでいた。
そんな直樹の元に、姉から電話が…
父親が末期癌で、最後に誕生日パーティーを開きたいという。
父親に内緒で空港に着いた直樹に父親から電話がかかる。
ところがその電話が元で、直樹はアメリカに引き返し、父親と会えないまま別れを迎える事になる。
しかし、その電話には子供を思う父の優しさが込められていた。
父の気持ちを知った直樹は、自分の道を貫く決心をする。

こんな物語です。
ミステリー要素も少しあるのですが、人間の温かさにホッとするような部分が多くて好きな作品でした✨