第132回直木賞受賞作です。


ハウスクリーニングの仕事を始めたばかりの小夜子。

ベンチャー企業社長の葵。

二人の女性を主人公に、現在と過去を行き来しながら進んでいく小説です📖



人は、なぜ自分と全く違う生き方をする人間、対極に居る人に憧れるのだろう?
そして、それを素直に表現できない時、逆に攻撃するような言葉を発するのだろう?

物語の中には女同士の陰湿な関係が描かれていますが、多分男女問わずあるはずです。

そんな人間の弱さを、これでもか〜と突きつけてくるような小説で……
なんか、ひとり反省してしまいました🥴
これまでの人生を…ね

小夜子も葵も、自分の弱さを抱えながら前を向いて歩き始めています。
明るい終わり方に、救われた気がしました。