あの『教場』の作家さんです本

消防士さん達の抱える苦悩が描かれていました。

和佐見消防署の消防官達が直面した9つの物語です。 

小説の中で、勉強になった事がいくつか……
例えば「乾燥剤は水分を含んだ生ゴミなどと触れると発熱し、燃え出す事がある」とか……
  知らんかった‼
みんなが知ってる事なんでしょうか?
ほかにも「火事の現場で消防車が到着するまでの間、どのように待てばいいのか?」とかね。カーテンレールにべちゃべちゃに濡らしたシーツの端をくくりつけて、その中に潜り込んで顔だけ窓から外に出しておくといいらしい。(これが出来るかどうかは別にして)

消防官の訓練って、過酷なんですね。
しかも命を救えなかったことに苦しんで、自殺という道を選んでしまったり、辞職してしまったりする人が多いとか……

体力だけでなく、強い精神力がなければ勤まらない仕事なんだなあ。

現在、こんな混迷した世の中で、昼も夜もなく命がけのお仕事をして下さっている救急救命仕の皆さんにも……消防士の皆さんにも……
本当に頭が下がります。