☆勝つコトより負けないコト☆-ファイル029900010001.jpg



 女優の井上真央さんが、ドキュメンタリー番組「情熱大陸」(MBS・TBS系)で、ディレクターに初挑戦したことが9日、明らかになった。井上さんは、自身が尊敬する歌手の小田和正さんに密着。ドキュメンタリー取材の厳しさに悩みながら、ときにはマネジャーもつかず1人で、カメラ片手に真剣取材するなど、井上さんの独自の視点で小田さんに迫っている。


 5月で放送700回を突破し、15年目に入った「情熱大陸」では、新たな人物ドキュメンタリーの可能性を切り開く新企画として、第一線で活躍する俳優やタレント、アーティスト自身がディレクターとなり、自ら気になる“旬”の人物を撮るという新シリーズ「○○が撮る情熱大陸」を6月10日の回から放送する。その1回目のディレクターとして、井上さんが選ばれた。


 井上さんは「どうせやるなら無理を承知で自分が尊敬する方に密着したい」と小田さんに取材をオファーしたところ、小田さんも「どんな番組になるのか分からない面白さがある」と快諾し、今回の企画が実現した。小田さんの密着取材は同番組では初。


 手探りの中、4月から取材をスタートさせた井上さんだが、取材中はディレクターという仕事の厳しさを痛感し、「自分が小田さんの何を知りたいのか、何をドキュメンタリーとして見せたいのか、別の仕事をしていても、常にそのことを考えてしまうんです」と悩んだという。考え抜いた末、いちディレクターとして身一つで小田さんに挑む必要があるという答えを出し、マネジャーも付けず、たった一人でカメラを回しながら密着するなど、体当たりの取材を行った。


 番組では、歌手として第一線で活躍する小田さんのように、自らも女優という仕事をずっと続けていくため、取材を通じて自分なりの“答え”を見つけ出そうとする井上さんの姿や、初のディレクター挑戦で、人間としても大きく成長しようとする姿も併せて追っている。









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