毎年、節分の日は妹の嫁ぎ先の寺へ手伝いに行っていたのですが、今年は緊急事態宣言のため祈祷のみにするとのことで、
お手伝いも少ないし行くのを止めました。
ちょっと残念
↓以前の節分会で見た大国さんの話
節分会には、日蓮宗の荒業を修した修法師と呼ばれるお坊さんが集まり、水行をしてから加持祈祷をしてくれます。
それが楽しみ
水行の前には、水行肝文(すいぎょうかんもん)というお経を大声で唱えます。
すると神様が登場するような
気がします。
(どなたなのかは分かりません)
日蓮宗の荒業は凄まじく、11月1日から2月10日までの100日間、命懸けで水行と読経三昧の修行をします。
体力的にきつい行のため男性限定です。
亡くなる方もいるとのこと…。
「寒水白粥凡骨将死」
(かんすいびゃくじゅくぼんこつまさにかれなんとす)
「理懺事悔聖胎自主」
(りざんじげ、しょうたいおのずからしょうず)
行僧の心事を言い尽くしているという、
この言葉をお寺で見るたびに私は涙してしまいます。
そして、
無事成満すると、
木剣加持という祈祷法の秘伝書を相伝されるのです。
この木剣は、木のお札に数珠がついた様なものですが、視える人にはキラキラした刀の様に視え、しかも、霊力によって長さが違って視えます。
それを振り下ろしての祈祷は、なんともカッコ良く、魔を切る力がすごいです。
西身延本佛寺さんからお借りしました
しかし、霊力は厳しい行をすれば必ず開く訳ではありません。
どんなに霊力が欲しくても開かない人もいるのですよね。
力を望む人には辛いことです。
天台宗の千日回峰行などは、大体開くだろうなぁと思っていますが…
選ばれし者ゆえですかねー?
行に出るのは、神仏感応のためではなく、野心によるものもあるでしょうし、仕方なくという人もいるでしょう、
しかし、どんな理由でも私は行僧さんは尊いと思っています。
尊敬します。
日蓮宗って新興宗教と混同されることがありますが、鎌倉時代からの仏教です。
神道に近くて神様も沢山お祀りしています。
りん先生は、
宗派とかにやたらとこだわる人がいるけどさー、神仏は神仏なんだよ!方法が違うだけなんだから神道でも仏教でも良くなるならこだわる必要なし❗️
と平なご意見です。
機会があったら是非、
日蓮宗寺院の行事をのぞいてみてください
おわり